アウェイの新潟は前節、本間 至恩の素晴らしいミドルシュートで水戸に1-0で競り勝ち、こちらは4試合負けなしで順位を5位に上げている。また、3試合ぶりの完封で、前節までは1試合平均2失点だっただけに喜ばしい結果だ。リーグ2位の15得点、それも毎試合得点と攻撃は好調だけに、こちらも守備を安定させて昇格争いに名乗りを上げたい。
東京Vの永井 秀樹監督は、前神戸監督のフアン マヌエル リージョ氏を「師匠」と呼び敬愛するが(実際の師弟関係はない)、そのフアン マヌエル リージョ氏は、現在マンチェスター・シティを率いるジョゼップ グアルディオラ監督の師匠に当たる人物だ(こちらは本当の師弟関係)。そして新潟のアルベルト監督は、かつてジョゼップ グアルディオラ監督がバルセロナを率いていた時代に、バルセロナのアカデミーでコーチやダイレクターを務めていた。つまり東京Vも新潟も、スペイン流のポジショナルプレー(立ち位置によって優位を得る戦術)の影響が色濃く、守備時は[4-4-2]、攻撃時は[3-2-5]の可変システムといった共通点もある。
何よりスペイン流に、華麗な攻撃サッカーを志向するチーム同士の戦いである。前段では両チームとも守備の安定をうんぬんと書いておいて恐縮だが、この一戦だけはお互い守備のことは忘れてもらって、「攻撃こそ最大の防御」(永井監督)を地でいく、ハイスコアでエキサイティングなゲームを期待したい。
[ 文:芥川 和久 ]
