前節・岡山戦は1-1のドローに終わったが、収穫もあった。1つは若手選手の台頭。過密日程で先発メンバーを大幅に入れ替えた中、今季初先発となった麻田 将吾、中野 克哉が自身の持ち味を発揮し、實好 礼忠監督も「2人ともすごく良かった」と称えるプレーを見せた。彼らが今後も存在感を高めていけるなら、チーム力の底上げにつながることは間違いない。
また、岡山戦のゴールはCKを安藤 淳が頭でキレイに合わせた形で、今季まだなかったセットプレーでの得点(PKを除く)が生まれた点もプラスに捉えられる。得点ランクトップのピーター ウタカへの警戒網が日に日に強まってきているだけに、「セットプレーで点が取れる」という自信がチームに備わったことは大きい。これらの好材料を追い風にホーム4連勝を飾り、再び上位陣に食らいついていきたいところだ。
一方、アウェイの町田は中2日の厳しい日程の中で2戦連続完封勝利を収めており、3連勝を懸けて京都に乗り込む。このところは守備が安定しており、得意のセットプレーで先行して逃げ切る形が勝利の方程式として確立されつつある。前々節・栃木戦ではマソビッチが初ゴールを挙げ、前節・松本戦ではステファンが初ゴールと、今季新加入した助っ人ストライカーたちが活躍し始めている点も好材料と言えるだろう。
好調さでは町田に分があるが、本拠地では滅法強い京都。勢いとホームの後押し、どちらが上回るのかも楽しみな一戦だ。
[ 文:川瀬 太補 ]

