栃木は前節、アウェイで山口に1-0で勝利。一進一退の攻防の中、後半のキックオフ直後に大島 康樹がゴールへ突き刺し、この1点を守り切って今季4勝目を挙げ、順位を10位まで浮上させた。今季挙げた4勝のスコアはすべて1-0という堅守ぶり。先制したときは負けなしという勝負強さを誇る。
ハイプレスを仕掛けるアグレッシブな守備をベースとする栃木だが、高温多湿の環境下でもそのスタイルに変わりはない。前節も非常にタフな戦いとなったが、スコアレスで迎えたハーフタイムには「俺たちのほうが走れるぞ!」という声が誰ともなく飛び交ったという。走力をベースにした戦術もチームに浸透しており、誰が出場しても同じサッカーを描けていることは強みの1つ。中3日で迎える今節は多少のメンバー変更はあるだろうが、誰が出場しようとアグレッシブなハイプレスをベースとする戦いが貫かれるはずだ。
一方、アウェイに乗り込む岡山は前節、ホームで水戸と対戦し、先制される苦しい展開ながら後半にゴールを重ねて3-1で勝利。5試合ぶりの勝利をつかみ、今季3勝目を挙げた。
今季はなかなか波に乗り切れず、複数得点も明治安田J2第2節・山口戦で挙げて以降なかったが、前節は今季加入した期待の俊英・上門 知樹がついに移籍後初ゴールを奪っただけでなく立て続けに2点目も決め、勝利に貢献。その上門が「今までになかった得点の流れで取ることができた」と振り返るとおり、チームとして手ごたえのある内容での勝利となった。
今節は中3日のアウェイでの戦いとなり、まず環境的にタフな戦いとなるのは間違いないが、チーム一丸となって乗り越えられるか。今季の岡山はまだ連勝がないが、3発で快勝した次の試合、波に乗るならばここだろう。
[ 文:鈴木 康浩 ]