ホームの北九州は前節の金沢戦を2-1でモノにして連勝を『5』に伸ばした。チーム最年長の池元 友樹が今季初ゴールを挙げるなどの収穫もあったが、何よりも大きかったのは、前々節の群馬戦の先発から8人を入れ替えるターンオーバーを敷いた上で勝利を飾ったこと。内藤 洋平、藤原 奏哉、永野 雄大の3人のMFが今季初先発、さらにもう1人のMFである新垣 貴之は開幕戦以来の先発、主将の川上 竜も明治安田J2第2節以来の先発だったが、それぞれが個性を発揮しながら戦い、勝利に貢献したことは、この5連戦ばかりではなく、今後のハードスケジュールを考えてもチームにとって大きなプラスとなる。小林 伸二監督も「チーム全員で目指すサッカーの実現に向かっていることを証明できた」と、金沢戦勝利の価値について話し、喜んでいた。
一方の町田は前節の徳島戦を0-1で落として3連敗。連敗阻止のカギは、やはり攻撃の部分。徳島戦もそうだが、第9節の京都戦も攻撃力の高いチームを相手に失点を1に抑えるなど守備力は安定傾向にある。一方でなかなか得点を挙げられずに勝点を落としている現状があるので、ボールの運び方や連係、さらにゴール前に絡む人数など、可能な部分をうまく改善して好調チームにぶつかりたいところ。また前節から中2日、しかもアウェイへの移動もある厳しい状況で、どういうメンバー構成で臨むのかも注目ポイントの1つ。ここまでは比較的固定したメンバーで戦ってきたが、選手の疲労もかなりたまっているだろうこのタイミングで、果たして前節の北九州と同様に大胆なメンバー変更が可能なのか。ランコ ポポヴィッチ監督の決断やいかに。
[ 文:島田 徹 ]