栃木は前節、アウェイで甲府に1-0で勝利。序盤からセカンドボールへの出足やバトルで勝り、相手を押し込み続ける中でペースを握ってチャンスを数多く作った。そうして後半へ折り返した51分、溝渕 雄志のクロスを西谷 優希が頭で押し込んで先制。その後もプレッシングの勢いはとどまることなく甲府をシャットアウト。今季五度目となるウノゼロの勝利で6勝目を挙げた。
田坂 和昭監督は「会心の勝利だった」と笑顔。殊勲の西谷は「アウェイで甲府のような力のある相手に勝ち切れたことは自信になる」と振り返った。今季一番と言える戦いを演じた直後に、絶好調の北九州をホームに迎える。
一方の北九州は前節、ホームで千葉に3-2で勝利。先制を許しながらもディサロ 燦シルヴァーノの今季9ゴール目を含む3ゴールで畳みかけて逆転勝ち。小林 伸二監督も「選手が状況によって立ち位置や狙いを変えていくところは素晴らしいなと。また良いサッカーをしてくれた」と称える盤石の内容で、連勝を『9』にまで伸ばした。その勢いにまったく陰りは見えず、連勝がどこまで伸びるか注目される。
好調同士の戦いは、栃木がリーグ最少の10失点、一方の北九州がリーグ最多の28得点という数字を誇る者同士の、注目の“矛盾対決”となる。ただ、両チームに共通するのは労を厭わないハードワークをベースにした戦いで上位に躍進しているということ。ともに攻守の切り替えが非常に速く、セカンドボールのバトルなど密集地帯でのプレーの強度も非常に高い。
勝利への強い気持ちが激しくぶつかり合う試合になるのは間違いない。
[ 文:鈴木 康浩 ]