ともに直近の4試合は負けなしで、勝点を着実に積み上げてきたチーム同士の対戦だ。
前節を振り返ると、新潟は前々節から中3日で、先発1名のみ変更。首位の長崎をホームに迎え、2-2で引き分けた。相手に2点のリードを許したものの、後半から投入された鄭 大世が存在感を示す。ファビオとともに[4-4-2]の2トップを務め、加入後初出場、初得点。反撃ののろしを上げると、90+5分には本間 至恩が同点弾を決めて勝点1を手にした。
「首位相手に0-2から追いついての勝点1は勝ちに等しい。自信を持って磐田戦に向かえる」とポジティブに語る鄭 大世の存在は、早くもチームに好影響を与えている。
磐田は前節、8名を入れ替えてホームで東京Vと対戦し、2-2で引き分けている。この試合で見られたルキアン、ルリーニャの力強いボール奪取と個人技に優れたシュートは、新潟にとっても脅威だ。今節は累積警告で山田 大記が出場停止となり、中2日でのアウェイ戦。ここ4試合は[3-4-2-1]でスタートしているが、状況に応じて[4-4-2]に変化させるなど、今節もどういった布陣で臨むか、予想するのは難しい。
ただ再び大幅なターンオーバーがある場合、1トップを務めるのは小川 航基と予想される。新潟のGK小島 亨介とは年代別代表でもともに活動しており、プロの舞台での駆け引きは見どころの1つだ。
また新潟サポーターにとっては、かつてオレンジのユニフォームに身を包み主力として活躍した大井 健太郎、山本 康裕、大武 峻との対戦も楽しみになるだろう。
新潟のアルベルト監督、磐田のフェルナンド フベロ監督は、2003年からFCバルセロナの育成組織で働いていたという共通点を持つ。
ボールを保持し、ゲームを支配したいチーム同士の対戦は、見ごたえのあるフットボールになりそうだ。
[ 文:野本 桂子 ]

