京都は前節、群馬を相手に2-0。14試合ぶりの野田 隆之介のゴール、2試合連続のクリーンシートと、攻守に収穫があるゲームだったが、特に大きかったのが苦手にしていたアウェイで完勝を収めた点だ。完封勝利で飾ったアウェイでの今季2勝目に、「なにか吹っ切れた気がする」と實好 礼忠監督も口元を緩める。
群馬戦の前までに、京都がホームで稼いできた勝点は『17』、一方でアウェイは『7』。上位陣に引き離された一番の要因がアウェイでの弱さだっただけに、群馬戦がその苦手意識払しょくの契機になれば今後への追い風となる。今節は逆に、5勝2分と得意にしているホームゲーム。ここで今季初の3連勝を飾り、上位追走態勢を整えたい。
琉球は今季、3ゴール以上を記録した試合がなかった。それが前節、大宮戦では5発大勝。すべて違う選手による5ゴールだった。河合 秀人、小泉 佳穂といった主軸アタッカーにも今季初ゴールが生まれている。「集中した守備から攻撃的なサッカーができた」と樋口 靖洋監督が手ごたえを口にするように、琉球にとっても前節は今後につなげたい価値ある1勝だった。
J1昇格争いに食らいつきたい京都に対し、琉球は下位グループ脱出が当面の目標。立ち位置は違えど、8月から続いた5連戦を連勝で締めくくり、秋以降の戦いにはずみをつけたい思いは同じ。どちらが前節で引き寄せた良好な流れを継続させられるのか、楽しみな一戦だ。
[ 文:川瀬 太補 ]

