前節は長崎戦に臨んだ磐田は、後半に主導権を握り返して猛攻を仕掛けたが、優位な時間帯に得点を奪えず、2試合連続のスコアレスドローで決着。上位との差を詰める大一番と意気込んでいただけに、選手たちからも悔しさがにじみ出ていた。7戦負けなしと安定した戦いぶりを見せているが、内訳を見れば2勝5分と勝ち切れず、決定力が求められている。特に今節はボール支配率で上位の磐田と最下位の栃木という顔合わせになる。そのため、長崎戦後に上原 力也が攻撃面で感じた「最後の崩しの精度やコンビネーションのプレー回数はもっと増やさなければいけない」という課題を改善しなければならない。
対するリーグ最少失点の栃木は、前線から仕掛ける連動したハイプレスを武器としている。19試合を終えて複数失点はわずかに3試合で、2失点が最大失点と抜群の安定感を見せている。一方、ドローに終わった前節・松本戦のように「押し込んでボールを動かしているけれど、最後の質を上げていかないといけない」(田坂 和昭監督)と得点力がチームの課題。特に今節は磐田が主導権を握ることが予想される中で、数少ない決定機を仕留めることが勝利のためにより一層求められる。
[ 文:森 亮太 ]
