J1昇格圏内である2位との勝点差は『16』。12位の大宮にとっては厳しい現実を突きつけられている。スコアレスドローで終えた前節・栃木戦は、無失点で抑えた守備は評価できるが、攻撃は不発。良い形を組み立てながらも決め手を欠いて勝ち切れないという、今季何度も目にしてきた内容だった。ゴール前の質を改善することができなければ、今後も思うように勝点3を積んでいくことはできないだろう。もちろん今節のポイントも得点を奪うプレー。キレイに崩さなくたっていい。チーム全員が泥臭く大胆な攻撃でゴールに迫っていくことができるかが、勝敗を分けるはずだ。
対する千葉も17位と低迷していて調子が上がらない。前節・水戸戦は、尹 晶煥監督のサッカーの特徴でもある堅守が崩壊。試合の入りは悪くなかったが、23分に先制を許すと計5失点を喫した。「失点して以降、選手たちが萎縮した姿を見せてしまって、追加失点から試合の流れを完全に失ってしまいました」と試合後に指揮官が語ったように、メンタル面の弱さも露呈する結果となってしまった。自信を取り戻す意味でも今節は勝利したい。
そんな苦しんでいる両者の前回対戦は、リーグ再開初戦だった。そこでは大宮が90分間を圧倒して1-0の勝利を挙げ、シーズン序盤の連勝につながっただけに、もう一度流れをつかむきっかけにしたいところ。ただ、リベンジに燃える千葉も気持ちは同じ。果たして、低迷から抜け出すための勝利を手にするのはどちらだ。
[ 文:高澤 真輝 ]