6試合勝利から遠ざかっている大宮だが、0-0で引き分けた前節・長崎戦は上位を相手に安定した守備を披露。ケガ人が続出している厳しい台所事情の中でも、ピッチに立った選手が力を発揮したことが大きかった。ただ、翁長 聖が「点を取れなかったことが次への課題。これを良いゲームだったと終わらせないように、次は勝ち切りたいと思っています」と悔しさをにじませたように、やはり勝つためには得点が必要不可欠。少ないながらもフィニッシュまでの道筋は見えてきているだけに、最後の質や精度にこだわりを持って今節・琉球戦はゴールを目指したい。
その中で、期待を寄せられているのが23日に名古屋から期限付き移籍で獲得した青木 亮太。持ち味のドリブルからスピーディーな仕掛けを表現できる選手が加わったことで、攻撃のバリエーションは増えるだろう。今週末のゲームでいきなり先発に名を連ねる可能性もあるアタッカーが、苦しむチームの救世主になれるのか注目が集まる。
対する琉球は、前節・京都戦で2-1の勝利。立ち上がりに失点を喫する苦しい展開になったが、見事に挽回。風間 宏矢、阿部 拓馬に得点が生まれて逆転に成功した。この結果に対して樋口 靖洋監督は、「慌てることなく、しっかりと自分たちのボールを動かすサッカーをやろうというところが、うまくできたと思います」と評価。チームの攻撃的サッカーが機能したゲームだった。今節の相手である大宮に対しては、前回対戦で5-0と大勝を飾っており、良いイメージもある。今回も同様にポゼッションで相手に揺さぶりを掛けて、得点を重ねられるか。アウェイの地で、琉球フットボールの体現を狙う。
[ 文:高澤 真輝 ]