福岡の指揮を執るのは、昨季まで2年間水戸の監督を務めていた長谷部 茂利監督。水戸を過去最高順位に押し上げ、水戸サポーターに多くの夢を見せた監督である。それだけに水戸サポーターの多くは再会を楽しみにしていることだろう。
同時に水戸を離れてしまった指揮官に対して、成長した姿を見せなければならないという思いを誰もが抱いている。内容ではない。結果として、それを証明すべき一戦だ。前回対戦では1-0で勝利を収めることができたものの、ホームのサポーターの前で勝利を収めなければならない。それこそが、今節で水戸に課された唯一無二のタスクである。
リーグ最多得点の水戸とリーグ最少失点の福岡。対極的なスタイルのチームの激突となる。水戸が福岡の堅守をこじ開けることができるかが、今節のすべてと言っても過言ではない。こじ開けられなければ、福岡の狡猾な戦いの餌食となることだろう。
水戸としては、前節・長崎戦を教訓としたいところだ。先制をして優位に試合を進めながらも、ミスから失点を重ね、1-4の大敗を喫してしまった。上位チーム相手にスキを見せれば、見逃してはくれない。リスク管理をしっかりしながら、自慢の攻撃力を発揮していきたい。
福岡としては前節で16試合ぶりの敗戦を喫した。ただ、今節はフアンマ デルガドが3試合ぶりに出場停止から復帰する。前線のターゲットができることにより、攻撃力は間違いなく高まることだろう。昇格するためにも連敗は許されない。アウェイとはいえ、必勝を期してこの一戦に挑むこととなる。
[ 文:佐藤 拓也 ]