東京Vは前節、新潟から二度のリードを奪ったもののセットプレーから二度追いつかれ勝点1に終わった。明治安田J2第27節から4試合勝ちなしで、3分1敗。4試合ぶりに得点を挙げられたことと、2ゴール以外にも多くの決定機を作れたことは明るい材料だが、「良いゲームだったで終わらせることなく、絶対に勝たなければいけないゲームだった」と端戸 仁は悔しさをにじませた。残り12試合、ここからどれだけ順位を上げられるか。今節は3試合ぶりにホームに戻り、金沢と戦う。中2日の短い準備期間となるが、「さらに良いサッカーをしてファン・サポーターの方たちとともに喜べるゲームをしたい」と永井 秀樹監督は誓っている。
金沢は前節、ホームで北九州に1-4と大敗を喫し、柳下 正明監督は「ミス絡みの失点が多かったが、北九州の選手のほうがスピードに関してはるかに金沢を上回った」と唇をかんだ。スピードのある攻撃が身上の金沢だが、北九州のプレッシャー、切り替えの速さに封殺された。東京Vと同じく4試合勝ちなしだが、内容は1分3敗。同じく中2日、移動も挟む中でどこまでチームを上向かせられるか、厳しい5連戦の序盤となっている。
両者の前回対戦は9月23日の第21節に行われ、スコアレスドローに終わっている。試合後に両監督が「十分に勝ちにできた試合だっただけに悔しい」(永井監督)、「勝点3を取らないといけない試合だった」(柳下監督)と語ったように、ポゼッションの東京V、速攻の金沢とそれぞれ持ち味を出しつつも結果に結びつけられなかった。互いに勝ちなしの流れを断ち切りたい状況で、前回の決着をつけたいところだ。
[ 文:芥川 和久 ]