ホームで愛媛を迎える北九州は前節の新潟戦を0-1で落として2連敗、4位から6位へと後退した。攻撃的な姿勢を貫いているが、うまく得点へとつなげられず、その間に失点を喫して、そこから流れを変えるだけの、9連勝を果たして首位に立っていたときのようなパワーを出せないでいる状況。それでも前向きな姿勢を継続できていたのは、J1昇格が大きなモチベーションとなっていたはずだ。まだ数字上の可能性が残されているとはいえ、2位・福岡との勝点差が12に広がる中で、特に精神的な部分でどう踏みとどまるのか、正念場を迎えていると言ってもいい状況にある。前節、それまでボランチの主要コンビだった加藤 弘堅と國分 伸太郎をそろって休ませているが、彼らが新鮮なコンディションで戻ってきてどういうプレーを披露できるかが、今節において勝利につながる、得点を奪うところの攻撃の出来を大きく左右するのではないか。
一方の愛媛は順位的にはまだ苦しんでいるが、5連敗のあと、ここ3試合は1勝2分と負けなし。前々節の千葉戦、前節の磐田戦はともに先制しながら追いつかれる展開で勝点3を取り逃がしてはいるものの、持ち味である攻撃面で良さを出しながら、守備でも大崩れすることなく粘り強さを発揮できており、チームとしての自信回復が進んでいる状況にある。前回対戦時の反省の1つでもある、北九州のハイプレスをかいくぐってボールをうまく前に運べるか。それが主導権を握ってゲームを進める上で不可欠な要素となる。
[ 文:島田 徹 ]


