東京Vは前節、琉球にアウェイで0-4の大敗を喫した。これで数字上は残っていたJ1昇格の可能性が消滅。11月25日に永井 秀樹監督の来季続投が発表され、「目指すヴェルディフットボールの価値をさらに高め、勝利のために毎試合ベストを尽くしたい」とコメントした矢先だけに、ショッキングな敗戦だった。「きちんとボールを持って進んでいく、われわれのストロングがうまく出せない時間帯があった。きちんと反省し、自分たちの優位性は何か、それを理解しながら、高めながら次に向けてやっていかなければいけない」と永井監督は語ったが、まずはこの千葉戦で来季への上積みを証明したいところだ。
一方の千葉もその2週間前、明治安田J2第34節終了時には昇格が消滅した。前節は磐田に1-2で敗れ、14位に沈んだまま。今季は鳥栖やC大阪などを率いて好成績を収めてきた尹 晶煥監督を招聘したが、昨季記録した最低成績となる17位の更新さえ危ぶまれている。こちらは27日に、2016年から務めていた髙橋 悠太ゼネラルマネージャーの退任を発表。その後任や尹 晶煥監督の去就は明らかにされていないが、ファン・サポーターに来季の巻き返しを予感させる戦いを示す必要があるだろう。
この2クラブ、互いを古巣とする選手や関係者も多い。東京Vには羽生 英之社長を筆頭に、昨季は千葉の監督を務めた江尻 篤彦強化部長、選手では井出 遥也、小池 純輝、近藤 直也、若狭 大志。千葉にはアラン ピニェイロ、新井 章太、佐藤 優也、鈴木 椋大がいる。誰一人として自チームの、そして古巣の低迷を良しとしている者はいないだろう。来季の昇格レースを占うような、緊張感ある、レベルの高い熱戦を期待したい。
[ 文:芥川 和久 ]
