東京Vは前節、町田に0-1の敗戦を喫し、直近の4試合勝ちなし(2分2敗)となった。「相手を圧倒して圧勝する攻撃サッカー」(永井 秀樹監督)を掲げるチームが、攻めても攻めてもシュートが入らず相手のカウンターやセットプレーに沈んだというなら許容範囲にしても、シュート2本に終わって逆に相手には13本のシュートを許したことに、「反省すべき試合」と指揮官は肩を落とした。
対する長崎は前節、山形に前半は圧倒されながらも無失点でしのいで後半に盛り返し、終盤にCKから虎の子の1点を奪って勝点3を手にした。この試合に限らず、長崎の試合は後半に動くことが多い。前半は我慢強く戦って悪くても最少失点に抑え、終盤で勝ち越すのが長崎の勝ちパターンと言える。
前回対戦は東京Vがボールを握って攻めたが、長崎もカウンターとセットプレーで脅かしながら手堅く試合を運んでスコアレスドローに終わった。しかし、今回は長崎にとって昇格のためにどうしても勝点3が欲しい試合。第3登録期間に期限付き移籍で獲得したエジガル ジュニオもすでに4得点と攻撃面でチームをけん引しており、J1昇格のためリスクを負ってでも攻勢を強めてくるだろう。
東京Vとしては前節の反省点をしっかり改善し、昇格を目指す相手に一泡吹かせたいところ。長崎が3位に終わればすなわち来季は昇格候補の一番手となるわけで、来季につなげる上でもこの試合に勝っておくことの意義は大きい。長崎からはヴィヴィくんが来場して東京V・リヴェルンとの“あざといマスコット”の邂逅も見られるが、ピッチ上では熱い戦いで前回ドローの決着をつけてほしいところだ。
[ 文:芥川 和久 ]
