東京Vは前節、アウェイ・松本で雪の降る酷寒の中を戦い、1-1で引き分けた。前半はボールを握ってゲームを支配し、大卒ルーキー・山下 諒也の今季8ゴール目で先制したものの、後半に松本が前線からのプレスを強めるとミスを連発。ミスから失点してその後も防戦一方での勝点1だった。ここ6試合は3分3敗の勝ちなしで、試合後の永井 秀樹監督の「相手を見れていなかった」というコメントにも既視感が漂う。
一方の水戸も調子は下り坂。前節はホームで琉球に0-2で敗れ、前々節・町田戦から連敗となった。徳島と並ぶリーグ最多得点を誇ってきたが、この連敗は2戦とも無得点。琉球戦では優勢な時間が長く、多くのチャンスを作りながらゴールネットを揺らせなかった。今季15ゴールでチーム得点王の山口 一真が11月末に負傷離脱したことが響いている格好だ。ホーム最終戦を勝利で飾れなかった秋葉 忠宏監督は、「最後にもう1試合残っている。なんとか勝って、五分に戻してシーズンを締めくくりたい」と誓った。
今節は東京Vにとってのホーム最終戦。昨季は14勝13分15敗、勝点55の13位で終えたが、勝って昨季の勝点を上回ること、また表面化した経営問題に揺れる中で、順位を1つでも上げてクラブの価値を証明する必要があるだろう。動揺はサポーターの間にも広がっており、なんとしても有終の美を飾ってセレモニーに臨みたいところだ。
[ 文:芥川 和久 ]
