金沢にとって栃木はこれまで無敗のお得意さま、栃木にとって金沢はかつてJ2・J3入れ替え戦で敗れた因縁の相手だ。だからといって、このカードでいつも金沢が圧倒しているかといえばそうではない。リーグ戦では8回の対戦のうち7回は、1点を争う僅差のゲームとなっているのだ。やはり今節も大差がつく展開は予想しがたく、仮に2点差がつけば、つけたほうはかなり有利になるだろう。
前節の秋田戦で勝利し、連敗を止めた金沢の柳下 正明監督は「次の栃木戦もほぼ秋田と同じサッカーをしてくるので、やり方は変えなくていい」と話すなど、自信を持ってこの試合に臨む。ただし栃木の男前サッカーを前に、「フィジカルもメンタルもタフにプレーしないといけない」と弱みを見せることを警戒する。
栃木は前節の新潟戦、終了間際に追いつかれ3試合連続ドローとなった。しかし、田坂 和昭監督が「悔しい勝点1」と表現したように、首位・新潟を相手に一歩も引かないサッカーを披露。強い新潟を土俵際まで追い詰めた。「全体的にはわれわれのスタイルをよく貫き通して、よく走ってくれた」と、こちらも自分たちのサッカーに自信を持ってアウェイに乗り込む。
[ 文:村田 亘 ]