明治安田J2第10節を終えて、秋田は9得点8失点、岡山は7得点7失点で、失点数の少なさがリーグ上位であること。被シュートが78本で同数であること。前節の勝利が5試合ぶりでスコアがウノゼロだったこと。秋田は“秋田一体”を、岡山は“融合”を掲げてチーム一体で戦おうとすること。秋田のキャプテン・中村 亮太が「(秋田のように)岡山も前に速いチーム」と話すように、アグレッシブなサッカーを志向すること。
どちらのチームが“一体感”を出し切れるかがポイントとなる今節。吉田 謙監督は「何か変化を加えて、『このチームに対してはこう戦う』というよりも、やってきたことをお互い信じて戦うことが大事」と話している。秋田はこれまでがそうだったように、選手たちが走って助け合い、球際で競り合ってボールを奪いゴールに向かう。サッカーの本質で相手を上回ろうとする。
前節を振り返ると、秋田は水戸と対戦し、中村の今季初ゴールを守り切った。2年連続チーム得点王の中村が決めたことで、チームには勢いが生まれたはずだ。さらにボランチのポジションで今季初スタメンを果たした普光院 誠が攻守に躍動。戦力面でも厚みが増してきている。
一方の岡山は前節、北九州を下してホーム今季初勝利を挙げ、2連勝を目指して敵地に乗り込む。秋田としては昨季のチーム得点王・上門 知樹に注意したい。遠めの位置からでも積極的にシュートを放ち、第5節・山形戦、第7節・愛媛戦ではペナルティーエリア外から見事なミドルシュートを叩き込んでいる。秋田はこのエリアからのミドルシュートによる失点が多いだけに、スキを見せてはならない。
[ 文:竹内 松裕 ]

