ホームの松本は2連勝中。北九州との前節は鈴木 国友の決勝弾で白星を挙げたものの、時間を巻き戻すと71分にクロスから失点している。二度クロスを上げられた末にファーサイドから決められた形。サイドでのボールホルダーに対する寄せがタイトであれば防げた可能性は否定できない。
これまでも松本は横からのボールに対する守備に危うさが垣間見えており、これが失点増と低迷の一因になってきた。8試合ぶりのクリーンシートで終えた前々節・群馬戦のように、アラートさを保っておくことが必要だろう。さらに相模原は平均的にサイズのあるチーム。クロスと同様に失点の要因となってきたセットプレーも警戒する必要がある。
そもそもJ1返り咲きを目指して再出発したチーム。遅まきながら2連勝で順位をじわりと上げてきたものの、14位という現状に甘んじていいはずはない。もちろん選手たちもそれは承知の上で、前節に決勝点をアシストした戸島 章は「勝つことでみんなアグレッシブに戦えるようになっているし、コンタクトプレーでも負けていない。自分も含めてその部分をもっと出していけば昇格は見えてくる」と話す。
初めてサンプロ アルウィンに乗り込む相模原は琉球との前節、今季最多の5失点を喫して大敗。J2の舞台を生き抜く土台としてきたディフェンスが瓦解した。やはりクロスとセットプレーでの失点が大半。現実的に考えて中3日の短期間で抜本的に手を入れることは難しいが、マインドを立て直すことは可能だ。三浦 文丈監督がどうアプローチして顔を上げさせてピッチに送り出すのか、手腕に注目したい。
[ 文:大枝 令 ]
