3連戦の最終戦だった前節・山形戦は、中川 寛斗を11試合ぶりに、荒木 大吾を今季初めて先発で起用する。そしてこれが奏功した。両翼に入った2人が前線からのプレスでチームのリズムを作ると、32分に荒木が京都加入後初ゴール。連戦の疲れが出た後半は相手に押し込まれたものの、虎の子の1点を守り切った。
好調が続く中で、チームにまた新たなヒーローが出現しての勝利。京都にとって大きな価値を持つ1勝となったことは、「また今日の試合で選手層が厚くなった」と目を細めた曺 貴裁監督の表情からも明らかだった。
アウェイの水戸も5月は2勝1分と負けなし。ここに来てチームの状態は上がってきている。“北関東ダービー”となった前節・栃木戦も結果こそ1-1の引き分けだったが、同点で迎えた終盤は一方的に攻め立て、3連勝まであと一歩に迫っていた。
秋葉 忠宏監督が「相手の良さを消し、自分たちの良さを出す」と強調するように、ゲーム中に柔軟に陣形を変化させながら、相手の穴を敏感に察知して攻略するのが水戸の戦い方。相手は現在のJ2で最も勢いがある京都だが、臆することなく、虎視眈々と、勝点3奪取を狙っている。
[ 文:川瀬 太補 ]

