ついに大宮が動いた。1-3の惨敗を喫した前節・北九州戦後に今季から就任した岩瀬 健監督を解任。西脇 徹也フットボール本部長とともにチームから離れることが発表され、後任が決まるまでの間、クラブOBでアルディージャの酸いも甘いも知る佐々木 則夫氏が暫定で指揮を執ることとなった。
今後、大宮が目指すスタイルや後任監督が掲げるサッカーがまだ見えていない段階ではあるが、15試合を終えて2勝5分8敗で20位の成績は深刻で、いま求められていることは勝つことのみ。とにかく現状を打破するためには勝利しかない。準備期間が限られている中で千葉戦を迎えることとなるが、内容を度外視にしても結果が求められる。女子サッカー日本代表監督を務め、2011年の女子ワールドカップで世界一になった経験を持つ佐々木監督の勝負運に懸けたいところである。
対して千葉は開幕からしばらくは思うように結果の出ない時期が続いたが、3バックのシステムを採用するようになってからは徐々に成績が安定。一時期は21位まで沈んだ順位も一気に巻き返すことに成功している。
その中でも注目はFWサウダーニャ。その存在感は日に日に高まっている。新型コロナウイルスの影響でチームへの合流が遅れたが、4試合先発出場を続けており、2ゴールを決めている。背番号49のスタメン定着とチームの無敗継続が重なっていることを偶然の一言で片づけることはできなそうである。
勝たないと何も始まらない大宮と、勝てば1ケタ順位も見えてくる千葉。90分後に勝点3を手に入れているのはどちらだ。
[ 文:須賀 大輔 ]

