千葉はコロナ禍の影響を受けて、4月上旬から約2カ月間にわたり活動を休止。徹底したウイルスへの感染予防対策を敷き、活動を再開させたのは5月30日だった。「開幕戦で勝利し、すごく良い流れだった。みんなが悔しい気持ちを持っていた」とリーグ中断当時を振り返るのは新井 一耀。3年ぶりの開幕戦勝利を挙げたところで突然の中断。選手たちの胸の内は計り知れない。
ただ、中断期間中に光ったのは総力を挙げてクラブがサポーターへ発信し続けたさまざまなコンテンツの数々だ。例えば、新指揮官である尹 晶煥監督らへのオンラインインタビューの実施に加え、佐藤 勇人クラブユナイテッドオフィサーやレディースチーム、アカデミーの子どもたちも一緒にここまで歩んできた。
千葉は現在も完全非公開での練習が続く。しかし、川又 堅碁が「またサッカーができることがうれしい。チームはしっかりと準備ができている。本当に楽しみ」と現状をポジティブに捉えれば、新井 一耀は「最初に得点を与えないこと。しっかりと守って先制できれば」と試合のキーポイントを話す。再開初戦となる大宮戦に向け、チーム全体で爪を研いでいる。
対して、アウェイに乗り込む大宮だが、「うまい選手が多く、テンポも良い」(川又)、「一人ひとりが技術を持っている。ボールを持てるし、組織的なチーム」(新井 一耀)と千葉の両名は非常に警戒している様子だった。昨季はあと一歩のところでJ1復帰を逃した昇格大本命チームが、満を持しての再開初戦を迎える。
[ 文:岩波 陽平 ]
