京都は前節で難敵・岡山に快勝。エースのピーター ウタカと成長著しい19歳の川﨑 颯太が決めたゴールはいずれも見事なもので、曺 貴裁監督は「僕の中では今季のベストな2点」と称賛している。また、試合内容でも「階段を1つ登れた感覚がある」(飯田 貴敬)と選手は進化を実感している様子だ。運動量や攻守の切り替えをベースに、激しいプレッシングや素早くゴールを目指す攻撃といった戦術の骨格となる部分を磨き上げつつ、そこにプラスして流れを感じ取ってピッチ内で対応する試合運びにも成長の跡が見られる。今節も手ごわい相手だが、ホームで果敢に戦うことで勝利をつかみ取りにいく。
長崎は松田 浩監督が就任以降の8試合で勝点19を積み上げてきた。前節は現体制で初黒星となったが、相手は同じく好調で2位につけるタレント集団の磐田だったことは考慮すべきだろう。チーム状況は確実に上向いており、特に守備面は松田監督が手腕を発揮して整備が進んでいる。江川 湧清や加藤 聖といった若手DFの台頭も好材料だ。そして攻撃では、ここまで7得点を挙げているエジガル ジュニオや、直近5試合で3得点と調子を上げてきた都倉 賢の2トップを筆頭に、顔を並べるのは実力者ばかりだ。上位チームとの戦いが続くとはいえ、連敗を避けるためにも重要なアウェイ戦となる。
[ 文:雨堤 俊祐 ]

