1試合消化が少ない暫定順位ながら、2位に位置する京都。前節はエースのピーター ウタカが1ゴール1アシストの活躍を見せて、敵地で勝点3を積み上げている。主将の松田 天馬に14試合ぶりの得点が生まれたことも好材料だ。一方で内容には課題があり、先制後の前半途中から相手にペースを握られた。その状況でも失点は許さなかった守備の堅さは、リーグ最少失点という数字からもうかがえる。「多彩な攻撃を繰り出してくる」(曺 貴裁監督)という東京Vを相手にも失点を許すことなく試合を進め、前線からのプレッシングや奪ってからの迫力ある攻撃といった自分たちの特徴を発揮することで流れを引き寄せ、先制点を奪いたい。
対する東京Vは現在9位。前節は開始10分で2点のリードを奪うも、追いつかれて悔しい引き分けとなった。先制点を挙げた小池 純輝は今季12得点で、ピーター ウタカ、ルキアン(磐田)に次いで得点ランキング3位に名を連ねている。夏の移籍期間で松本から加入し、東京Vでのデビュー戦となった浜崎 拓磨はさっそく直接FKから鮮やかなゴールを決めており、今節も注目が集まる。ほかにも正確なスルーパスで先制点をアシストし、中盤の構成でも貢献する梶川 諒太ら、随所にタレントを擁する好チームだ。永井 秀樹監督が掲げる攻撃的サッカーを軸としつつ、時にスペースを突く大きな展開も臨機応変に取り入れながらゴールを狙う。
東京五輪・パラリンピックの開催により、中断期間を挟んで8試合アウェイゲームが続く中での7試合目。直近のホームゲーム(明治安田J2第20節・栃木戦)で5連勝を達成したが、そこから4分2敗と勝利をつかめていない。今節は残念ながらアウェイ席が設けられない中での試合となるが、画面越しに声援を送るサポーターに勝利を届けることができるか。
[ 文:雨堤 俊祐 ]

