相模原は前節、対戦時点で首位に立っていた磐田を相手に藤本 淳吾が鮮やかなFKでネットを揺らして先制。J2でも屈指の実力を持つルキアンに思いどおりのプレーをさせず、勝利が目前に迫っていた。しかし89分、山本 康裕にミドルを決められて1-1のドローで終えた。決定機がありながら追加点を決め切れなかったことは課題だが、首位を相手に善戦できたこと、強烈な個を持つ選手を抑えることができたのはポジティブな収穫だ。
前々節・新潟戦でも敗れはしたが、上位のチーム相手に善戦を見せた。その前の明治安田J2第25節・甲府戦は2-1で勝利。上位との連戦について、高木 琢也監督も「悪くなかった」と評価する。
そんな中で迎えるのは千葉。前節は長崎と対戦し、CKから櫻川 ソロモンのゴールで先制。終了間際には途中出場の船山 貴之が追加点を挙げて完封勝利を収め、尹 晶煥監督は「完璧に近いゲームをしてくれた」と絶賛した。それだけに、相模原が警戒すべき選手は櫻川だろう。前線で起点になり、攻撃において欠かせない存在になっている。ただ、相模原は前節、木村 誠二を中心にルキアンを抑えた“成功体験”がある。この2人の攻防がカギを握っていると言っても過言ではない。
今節は「今年、いちばんアツくなる日」をコンセプトにした相模原最大級のお祭り、『SAGAMIHARA ENERGY FES』が開催される。この日のチケットはユニフォーム付きとなっており、会場は緑の一体感に包まれる。そして、試合後には約1,000発の花火が打ち上がるなど、クラブはかなり力を入れている様子。選手たちはそれに結果で応え、この豪華な花火ショーを勝利の祝砲にして、ここからの反撃の狼煙とできるか。
[ 文:舞野 隼大 ]
