ホームの大宮は2連勝でこの大一番を迎える。馬渡 和彰の1点を守り切った前々節・相模原戦、カウンターとセットプレーから効率よく3点を奪って勝ち切った前節・栃木戦は、試合内容を見れば苦しい時間も長かった。それでも、霜田 正浩監督は耐えて勝点3を積み上げたことを高く評価する。いまの大宮には、自分たちがやりことをできない展開でも割り切って戦い、勝てる強さが備わっている。
ロングボールを多用してきた栃木に続き、金沢もマンツーマンの守備戦術と、スタイルがハッキリしているチームだ。指揮官は今節に向け、「そのスキを突けるかどうか」とポイントを挙げた。ただ、「結局は自分たち次第。分析して準備してきたことを試合でできるかどうか」と相手のことを必要以上に気にすることなく、自分たちにベクトルを向けることが大事だと強調した。
勝てば今季初の3連勝となるが、目指すは目の前の試合で勝つこと。その結果が3連勝と残留争いからの脱出につながる考えだ。
一方の金沢は前節・新潟戦で勝利し、14試合ぶりの勝点3を手に入れた。負けていれば最下位転落の可能性もあった中での貴重な3ポイントだ。得失点の差ではあるが、J3降格圏から抜け出すことにも成功した。
ただ、未勝利だった6月から9月の3カ月間も内容の悪い試合が続いていたわけではなく、柳下 正明監督の下で5年間積み上げてきたものが表現されていたゲームも多くあった。この試合でも落とし込まれた守備戦術で大宮のパスワークを断ち切り、連勝を狙いたい。
[ 文:須賀 大輔 ]

