北九州が6戦未勝利、相模原が5戦未勝利と苦しい状況にあることは同じ。前節も、北九州が残留を争うライバルチームの1つである大宮に対して1-3の完敗、相模原も同様に残留を目指す金沢相手に後半アディショナルタイムによる失点で勝利を逃すという、ともに悔いの残る戦いに。まずは、そこからうまく気持ちを切り替えられるかどうかが今節の第一のポイントになる。
北九州は自分たちのカラーである攻撃的なスタイルを出すためのビルドアップがカギ。大宮戦では相手のハイプレスに苦しみ、ボールをなかなか前に運べずに攻撃の時間を作り出せなかった。しかも圧力に負ける形でパスミス、そこから2失点を喫している。
小林 伸二監督は「おそらく相模原も前から圧力を掛けてくるはず」と予想しており、出し手と受け手両方の判断と準備の質が十分なものかどうかが、相手の圧力をかわしてボールを前に運ぶこと、つまりは試合の主導権を握れるかどうかのポイントとなりそうだ。
相模原の高木 琢也監督は金沢戦後に「守る時間が長過ぎた」とのコメントを残している。つまり攻撃の時間が短かったということで、その点からも北九州からボールを奪い切る能動的な守備、特に前からのプレスをどれだけ効果的なものにできるかが勝点獲得へのカギになるということ。
高い位置でボールを奪えれば、チームトップスコアラーであり司令塔でもある藤本 淳吾を軸にしたパスワークで、また押し込んだ形から得意のセットプレーで得点チャンスを作れそうだ。
前回対戦は0-0のドローだが、6月の天皇杯2回戦では今節と同じミクニワールドスタジアム北九州で中山 雄希の決勝ゴールにより相模原が1-0の勝利を収めている。
[ 文:島田 徹 ]


