今週のオフ明け初日のトレーニング前に曺 貴裁監督は、「残り4試合。何が起こるか分からないが、最後まで戦い抜こう!」と選手たちの前で力強く訴えている。それは終盤戦でJ1昇格への重圧もある中、ここまでチームが積み上げてきたものをもう一度確認して、自分たちのスタイルを打ち出した上で結果をつかみ取ろうという覚悟の表れだ。
秋田には明治安田J2第5節の前回対戦で敗れている。秋田の素早いプレッシングとシンプルに前線へボールを入れてくる攻撃に手を焼いており、今回どう対応するかは試合のポイントになる。守備では相手のロングボールを最終ラインがしっかりはじき返せるか、こぼれ球を中盤が回収できるか、そして攻撃ではプレスにひるむことなく、ボールを動かしてゴールへの道筋を作れるか。京都は勝点78で2位につけており、今節で勝利すると他会場の結果次第で昇格が確定する。
対する秋田は前節・栃木戦で勝点1を獲得して、J2残留を決めた。昇格初年度から攻守両面でハードワークを打ち出し、堂々たる戦いを見せている。この試合でも切り替えや球際の強さといったベースの部分を高い強度で実行した上、京都のプレッシングをかわしながら攻撃の形を作れるか。守備ではコンパクトな陣形を保ちながら、前からのプレッシングや自陣でのブロックなど状況に応じた戦い方で試合を進めたい。大きな目標を達成した直後の試合というのは気が緩みがちだが、そこは吉田 謙監督がしっかりと締めて試合に挑むだろう。現在は勝点47の13位。少しでも上の順位でのフィニッシュが、残り4試合での目標となる。
[ 文:雨堤 俊祐 ]

