激動のラスト。渇望の勝利は相模原の手に
SC相模原
DF 5
残留争いの直接対決ということで、絶対に勝点3が必要な試合で、結果的に勝点3を得ることができて良かったなと少しホッとしています。 --7月3日の第21節・北九州戦以来の出場となり、ベンチ入り自体もかなり久しぶりでした。どんな思いでこの試合を迎えましたか?最近復帰したばかりで、ギリギリ残り3試合に間に合わせられました。チーム最古参選手ですし、相模原のいろいろな人の思いを背負って、残り3試合のラストピースになれたらという思いでいた。なんとか間に合って良かったと思います。 --梅井選手のロングスローがオウンゴールを誘いました。あのときの狙いは?(相手は)GKに連係面でミスが見られていたので、GK目がけて思い切り投げようと思って、ライナーで投げようと思っていたのですがボールが濡れていた。タオルで拭く時間もなかったのでユニフォームで拭きましたが、まだ少し濡れていたので、ライナーというよりかは濡れているぶん上に行ってしまった。狙いどおりではありませんでしたが、結果的にゴールにつながって良かったです。 --そこから愛媛も何度もボールを放り込んでくる中、梅井選手が何度もはね返していました。最初はパワープレーのためにFWで入っていましたが、追いついてからは後ろに入りました。そこでも自分の高さというものは、どちらのポジションでも必要としてくれていたので、そこで最大限自分の力を発揮しようと思ってピッチに立ちました。守備の面では全部はね返せましたし、勝点3が必要だったので後ろからしっかり鼓舞して、結果的に勝点3を得ることができて良かったです。 --残り2試合に向けた気持ちを教えてください。今日の勝利で降格圏内から抜け出したということで、残留できるかは自分たち次第になりました。次はホーム最終戦ですし、ホームで勝点3を取ることで最終節に向けても勢いづくと思います。まずは次の試合へ向けてチームが1つにまとまって、全力を尽くしたいと思います。
FW 22
--劇的な決勝ゴールでした。自分の持ち味である背後への抜け出しができました。(成岡)輝瑠がボールを持った瞬間にパッとその動きができて、GKが出てくるのも見えていたので、そこで冷静にかわして決めることができて良かったなと思います。自分でもあまり覚えていないですけど、うれしかったですし、決めることができてホッとした気持ちが強いです。 --ゴールを決めたあと、かなり長い距離を走ってサポーターの元へ駆け寄っていきましたね。ゴール裏までの距離が遠いというのも分からないくらいうれしかったです。今季、サポーターには悲しい思いや悔しい思いをさせてしまっていたと感じていました。今日も遠い地まで多くの方が応援に来てくださって、勝たなければいけなかった。勝てたのもサポーターのおかげでしたし、サポーターのところに行きたいと思って行きました。 --途中出場するにあたって、高木 琢也監督からはどういう仕事をしてほしいという要求がありましたか?「とにかく足を振ってこい」という話をされました。自分の持ち味であるシュートをどんどん狙っていけということと、あとは攻撃のポジショニングのことを言われました。
愛媛FC
監督
このスタジアムに来るときにたくさんの声援をもらって、良い興奮状態の中、良い準備をしてきたものを選手たちはピッチで表現してくれた。狙いどおりの形で試合を進めながら先制もできて、あと残りわずかというところで、僕自身も説明がつかないような場面があった。何とも言い難い気持ち。サポーターの太鼓、手拍子が力になり、選手たちが声を出して助け合って戦ってくれた90分プラス6分だった。 --先制するところまでは、順調にプランを遂行できていた?立ち上がり10分はアグレッシブにボールを奪いにいって、そこで仕留めにいく準備をしていた。その時間帯で得点はできなかったけど、前にかける守備を継続しながらゲームを進められた。得点するまでは準備したものをしっかり出せていた。 --リードを守り切れなかった要因は?要因はちょっと挙げられない。僕自身、失点の場面で何が起こってどうなったか、何のイタズラでそうなったのか。そういう割り切れない気持ちでいる。 --追いつかれて、逆転された場面ではどう感じた?追いつかれたあとも、得点するために選手たちは声をかけ合いながらギアを入れようとしていた。戦ってくれていたし、(逆転直前の)足がかかって、「ファウル、ファウルじゃない」というところからカウンターを受けた。そこのリスク管理がどうだったか、怠っていたかと言われると、僕はそうではなかったと思っている。気持ちとしては悔しさ満杯だけど、「まだ」って感じ。 --この敗戦で残留が極めて厳しくなったが?(残り2試合で)勝点6を取って、というところに切り替えている。
SC相模原
監督
非常に難しいゲームでしたが、終わってみれば勝利。しかも、アディショナルタイムも含めて(失点から)約10分で逆転しました。本当に何が起きるか分からないことが起きた。ゲームの中身に関しては、正直なかなかうまくいかないシーンが多かったですが、かなり粘ってくれたと思います。それがなければ終盤の逆転ももちろんなかった。喜んでばかりはいられないので、次は自分たちがもっと優位になれるように。優位というのはボールを持つだけのことではなく、自分たちのペースでやっているような流れを、次のゲームでできるように努力したいと思います。 本当に苦しい状況ではありましたけど、遠くからサポーターも駆けつけてくださって、非常に後押しになったと思います。終わったあとの皆さんの顔を拝見して、やはり勝つことはすごく大事だなと。残り2試合になりましたけど、そういうシーンをもっと増やせるように、私も含めてしっかり頑張っていきたいと思います。 --鎌田 次郎選手が久しぶりの出場でした。起用の意図と今日のプレーの評価はいかがでしょうか。起用した理由は、経験値というところです。これまでのゲームの流れの中で、経験値が少し足りなくて、全体の流れの部分で(経験値が)あればなと思うところがありました。そこで今日は、トレーニングや練習試合も含めて非常に調子が良かったので、次郎を起用しました。プレーに関しては久しぶりのゲームでもあったので、疲れもある中で最後まで彼の持っている部分を出してくれたと思います。あとは、目に見えない部分も含めて非常に評価できると思います。 --83分に失点した時点で苦しい状況になりました。点を取り返すために描いていたプランはありましたか?痙攣している選手もいて、次郎も含めて体力的にも厳しくなっていました。愛媛さんが途中に3名代えてきたところで、スピードや持ち味の部分になかなかついていけないシーンがあったので、交代に関しては少し考えていました。失点シーンに関しては、そこまでは選手交代を含めて、最後はパワープレーなり、前の選手を入れ替えることを考えていました。ですが、失点してしまったので、そこからはシンプルに梅井(大輝)のところにボールを入れていくしか選択の余地はなかったという状況でした。
愛媛FC
DF 3
西岡 大志
--悔しい逆転負けとなったが?この試合に懸けてきた思いは大きく、チームとしてもクラブとしても絶対に勝点3を取るという思いでやってきた。やはり勝てなくて悔しい気持ちでいっぱい。 --堅い試合になりながら、先制するところまでは良い流れだったが?お互いに入りからシンプルに裏を取る形が多くなることは想定していた。70分以降も粘り強くプレーし、どっちに点が入るかという展開の中で仲間を信じてやっていた。そこで(唐山)翔自が決めてくれたことで、ディフェンス陣は(失点を)ゼロで抑えるのが仕事だと認識していた。ゼロで抑えたかったけど、勝てない試合というのは一瞬のスキを突かれるんだなというサッカーの強さを教わった。 --イレギュラーな失点だったが、結果的にリードを守り切れなかった。一人ひとりの責任。ボールを先に触ることや球際で負けないことだったり、そういうところの一つひとつがああいう場面で出る。ロングスローからの守備の練習もしていたけど、予想外のことが起きる中で、それぞれがもっともっと突き詰めないといけない。
FW 38
唐山 翔自
--どのような気持ちでピッチに入ったか?僕は点を取ることが得意なので、そのことだけを考えていた。今までの試合はそこにフォーカスし切れていない自分がいたけど、今日は吹っ切れたというか、ゴールに集中できていた。 --得点の場面は、チームとしての美しい連係からだった。最初は(横谷)繁くんから(川村)拓夢くんに出すパスがちょっと強かったらディフェンスとGKの間に入っていこうと思ったけど、パスが短くなったことでちょうど良い具合になった。それに反応できたのは、いまの自分の感覚が合っている証拠だと思う。あの瞬間だけは、人生で一番シュートに集中できた瞬間だった。 --結果的には決勝点にならず、残念な敗戦になった。2失点目のところは(相手DFの)足がかかっていたかもしれないが、結果論を言えば(失点は)自分のせいでもある。いまは落ち込んでいるけど、チームが降格しないために借りを返すというか、責任を持ってまた得点を取らなければいけない。