引退の玉田に花を添える勝利。長崎が松本を2-1で下す
V・ファーレン長崎
DF 16
相手の圧というものが特に後半、失点をしてから高くなり、なかなか自分たちがボールを支配することができなかったです。ロングボールも多くなって相手のペースで進んだんですが、勝ちたいという気持ちが一番にあったので、そこを達成できたのが大きかったかなと思います。 --最終節、どんな思いを持って臨みましたか?前々節(・磐田戦)でJ1昇格の可能性もなくなって、自分自身、この1年間いろいろな思いでやってきたのですごく落ち込んだんですが、これまでサポートをしてくださったファン・サポーターの皆さんのためにも残り2試合をしっかりやろうと思いました。タマさん(玉田 圭司)にはこの2年間、いろいろなことを教わって、最後に良い形で引退してほしいという気持ちがあったので、自分のことは一切考えずにタマさんのことやファン・サポーターの皆さんのことを考えて、最終節を戦いました。 --プロ入りからの2年間、成長できた部分は?この2年間、いろいろな細かいところのアドバイスを、一緒に戦った仲間に教えてもらった。自分自身がすごいからここまで(試合に)出られたとか、成長できたというのではなくて、周りの選手がすごかった。成長したというよりは、成長させてもらったというほうが強いかなと思います。
松本山雅FC
監督
ゲームの総括でいくと、まず横山(歩夢)をスタメンで使いました。コンディションが良く、ゲームパフォーマンスも非常に良く、練習からコーチ陣が毎度毎度ゲーム形式のときにリモコンとして動かしていましたけど、自発的にもだいぶやれるようになっていましたし、本人も自信を持ち始めていました。春先に使ってもらっていた時期とはちょっと違うのではないかと思います。というのはボールに関わる回数が多かったと思いますし、ゴールに向かっていくシーンもありました。実際に3~4回シュートチャンスがあって、思い切り振れたシーンもあって、本人にとっては自信になると思います。前半の終わりくらいにあったカウンターからのファーストタッチで、持ち出しもパーフェクトだったのにシュートを打たなかったという判断で交代という決断をしました。本人にも「パフォーマンスは良かったよ」と言いましたけど、「ビハインドの中でゴールに向かえず、最終的にパスを選択したのがストライカーとしてどうなのか、というのをちゃんと自問自答しようね」ということを伝えました。 ゲームとしては、背後を狙われて先制点を取られてしまった。前がかりになっているところの背後でピンチになっていたかもしれないし、もっと言えば右サイドの野々村(鷹人)の背後をだいぶ使われていてイヤな時間帯が続きました。それもこれも自分たちのポゼッション、オンのプレーが雑すぎたのと、クリアもしくはセカンドボールの拾い合いになるであろうヘディングのパスの質の差が前半は出てしまったなと思います。後半は前がかりになっていましたし、15~20分くらいまで我慢しようかと思ったんですが、思い切ってシステムを変える選択をしました。2トップ、2シャドー、1アンカーにして、セルジーニョと河合(秀人)を並べて稲福(卓)を入れると。2点目の失点はもちろん痛いものでしたけど、その前に1点返したので、だいぶチームも勢いづいていました。それからセカンドボールへのアプローチが甘かったときに2シャドーが追いかけた中、稲福が何度も何度も刈り取る。もしくは刈り取れなくても相手のスピードを殺すようなアプローチができて、攻守一体のチームが躍動感を持って最後の残り30分くらいはやれたんじゃないかと思っています。
V・ファーレン長崎
監督
シーズン最終戦、長崎からもたくさんのファン・サポーターが駆けつけていただいた中、勝利で終われてまずはホッとしています。それに玉田(圭司)選手の最後の試合ということで、勝ちで終われたということでとてもホッとした心境ですが、非常にうれしい勝利になりました。 試合の流れは前半、非常に良かったと思います。追加点を取れていたらもっと良かったんですが、プランどおりに進みました。後半、開始早々に2点目を取れたところまでは非常に良かったと思います。ただ、そのあと自分たちのゴール前でのつなぎのミスから失点をすると、途端に流れが松本さんのほうにいきました。なかなかその流れを引き戻したり、変えたりすることができなかったんですが、なんとかそこをしのいで勝ったかなという気がします。でも、そこでも玉田選手が入ることでちょっと前線に落ち着きを作ってくれたり、タメを作ってくれたりということで、時計の針を進めながら守り切れたかなというのが正直な感想ですかね。
松本山雅FC
MF 34
稲福 卓
--デビュー戦を終えての思いは?試合に絡む回数とかは全然多くなくて、そういった意味では今日の試合で悔しい思いを全部晴らそうと思って入りました。一番はチームを勝たせたいという思いでピッチに立ちました。外から見ているのと実際に入るのは全然違って緊張したんですけど、周りの先輩方の声かけやプレーを見ていて「自分もできるな」と思ってプレーできました。 練習でやってきたことがそのまま試合でできたと思います。トラップだったりパスだったり、今日だったら守備の部分で何度もボールを奪えたことは、自分にとっても非常に大きいと感じました。
DF 37
宮部 大己
先制点を許してしまったところと、(後半)開始早々で失点してしまったところが今年1年の表れだと思います。得点を取れてからは全体的に前へ前へとなって、守備も前から行くようになったし、気持ちを前面に出せるようになりました。 --ゴールを振り返ってください。逆サイドからのクロスに積極的に入っていくという話はあったので、どんどん入っていく意識がありました。運よくボールが転がってきてくれたので良かったです。 --シーズンを通じてコンスタントに出て、得られたものは?(プロ)1年目で降格という厳しいシーズンを送ることになりました。何年後かにこれが良い糧になっているようにしなければいけない。来季に向けてどう準備していくかが大事だと思います。