スコアレスドローで決着。金沢がJ2残留を決める
ツエーゲン金沢
DF 27
--いまの率直な気持ちを。ホッとしているというのが一番の気持ち。 --試合を振り返って。京都さんは昇格を決めて、なおかつホーム最終戦なのでアグレッシブに来るだろうし、素晴らしいチームなので、いまの僕たちがそれに対して何ができるか。マークが決まったらしっかりついていく、粘り強く戦うということを意識して戦った。 --0-0で終わった瞬間は?他会場の情報は入っていなかったので、どうなのかなというのが気になった。監督を見て大丈夫だというジェスチャーをしていたので、そこからはうれしいというよりは安堵の気持ちが一番大きかった。
京都サンガF.C.
監督
選手たちは勝負に向かってやってくれたが、われわれの立場からすればすごく難しい1週間でした。 前節で昇格が決まってしまったことで緩んだわけじゃないけれど、最後の迫力や勢い、選手の安心感からくる一歩の迫力が欠けていた。相手がわれわれを迎え撃つところと合わせて、試合を難しくしました。それを立て直せなかった僕の問題が大きいです。相手が人数をかけて守る中、ゴール前に普段なら5人いるところに3人しかいなかったり、相手をもう1人、2人はがすことができなかった。後半は多少良くなったが、そういったプレーが少し影を潜めていました。3試合連続無得点をネガティブにとらえるわけじゃないけれど、金沢さんの頑張りに最後をこじ開けられない試合でした。 前半は相手が前に来ると、すぐに横にパスをして逃げていた。ドリブルで入っていったり、ワンツーで崩していったり、ゴール前でスピードを発揮することが後半は少し良くなりましたが、コンマ何秒、何メートルの差でボールが合わずにシュートまで持ち込めませんでした。本当に強いチームはあの中でミドルシュートを枠内に正確に蹴れたり、クロスの精度が上がっていたり、もっと人数をかけて相手GKを惑わせたりできる。そこは年間を通しての課題でした。 ただ、年間84ポイントを取れたのは、スタジアムの熱気がわれわれを勝たせてくれたと思っています。プレミアリーグやブンデスリーガのスタジアムの雰囲気に引けを取らない、踏襲するような雰囲気を作ってくれたサポーターやスポンサーの皆さまには、この場を借りて感謝したいですし、これからサンガスタジムで試合をすることを楽しみにする人がもっと増えるようになってほしいです。そしてファイティングスピリットを出してくれた選手にはおつかれさまと言ってあげたいです。今季限りでクラブを離れる選手もいますが、この1年を誇りに思ってほしいです。
ツエーゲン金沢
監督
また来年もJ2でやれるという最低限の責任を果たすことができた。今日のゲームに関して、長い間守備ばかりやっている試合だったかもしれないけれども、選手たちがすごく責任感をもったプレーをしてくれた。自分だけのためではなく、チームの勝点、あるいは勝利のために90分通してやってくれた。特に守備に関して京都の選手たちが出てくる、それを捕まえたら責任を持ってついていく。ゴール前で1人かわされたら次の人がブロックにいく。そういうプレーが何度も見られた。最後の最後だけど、そういうチームのためにというものを見せてもらったので非常に良かった。J2に残留できてホッとしている。 --最後の2試合は粘り強く勝点を取ったが、何がうまくいったのか。何が変わったのか。選手たちの気持ちももちろん入っているし、やっていることはずっと続けていると思う。勝てないゲームはどこかの時間で緩んでやれていない、そういうところで失点して勝点を取れていないと見ていた。まったくできないわけではなく、やれている時間もちゃんとある。やれていない時間のほうが少ない。今日も最後の最後で体を張ってシュートブロックをして、得点させないということが90分通してやれていた。その違いだと思う。そこはなんだろうと思う。分からないところもある。選手の気持ちで片づけないように、こちらもいろんなものを分析してやっていかないといけない。
京都サンガF.C.
MF 4
松田 天馬
全体的にボールは支配できたし悪くはなかったけれど、ハーフタイムに曺さん(曺 貴裁監督)が言ったようにゴール前の迫力や本気でゴールを取りにいく姿勢があまり感じられなかった前半でした。非常に残念です。来年J1で戦うのなら質を上げていかないといけない。ああいう引いてガチガチに守ってくる相手にも、個人の打開力だったり、ドリブルでスイッチを入れたりすること。そこは個人の課題かなと思います。 --どんなシーズンだったか?キャプテンも経験させてもらって、シーズンを通しての戦い方やチームの在り方などは学べました。チームとしてもサッカーに対する意識が上がったし、コミュニケーションや「もっとうまくなりたい、成長したい、このチームを勝たせたい」という気持ちが強くなっていきました。一人ひとりが責任を持って戦えるようになっていったし、最初の方は簡単なミスで失点することがあったけれど、その後は非常に少なかった。そういうところがチームを安定させてくれました。 --今季で退団する選手もいる、今季の京都はどんなチームだったか?時期によってチームを支える選手が違ったり、そういう選手がケガをして苦しんでいても、誰かが代表してチームを盛り上げてくれたり、そういうものが積み重なってバランスがもたれていたチームだったと思います。
MF 31
福岡 慎平
金沢さんは守備に人数をかけて、後ろを固めてきました。僕たちが押し込む展開が多い中で、前半はフィニッシュのところへ飛び込む選手の足が少し止まっていました。後半はもう一度切り替えて、全員で点を取るんだという気持ちで臨みました。結果は0-0ですが、自分たちのサッカーはできたんじゃないかと思います。 --どうやって相手を崩すイメージだったのか?もう少しペナ角に走る選手がいたり、そこからクロスを上げたり、飛び込む選手がいたりと、大胆なプレーも必要だったなと感じています。少し狙い過ぎたなという感覚があります。 --42試合を戦い終えて。自分はあっという間のシーズンでした。かなり濃い1年を過ごさせてもらい、僕自身も成長できたと思います。来年も成長曲線を上げていきたいです。 --庄司 悦大選手や黒木 恭平選手とともに戦う最後の試合だったが。恭平くんもヨシくん(庄司)も、自分が高校3年生でトップチームに上がったシーズンの夏に移籍してきました。学ぶべきプレーは本当に多かったし、人としても素晴らしい2人です。チームを離れると聞いたときは寂しかったです。今年は庄司くんと話すことも多くて、試合に出れていないときでも練習を120%でやってくれる姿を見て、自分も学ばなきゃいけないなと感じさせられました。 試合のときは意見をくれたし、庄司くんが外から見てどう思っているのかは自分も聞きたいことでした。今日も「慎平、がんばれよ」と言ってもらったときはグッとくるものがありました。2人とプレーできて幸せでした。