ここまで2勝2敗で8位につける岩手。「課題もあるけど、悪くない結果」という牟田 雄祐の言葉をはじめ、選手からは手ごたえを感じさせる声が上がっている。
一方で気がかりなのが、秋田 豊監督の不在だ。今週、新型コロナウイルス感染症の陽性反応が出たことを受け、少なくともこの試合は帯同できない。さらに、チームにも選手4人の陽性者が出たことで、17日の2部練習が中止になるなど、調整面の影響も必至。チームの求心力となっている指揮官の不在をはじめとするこの困難な状況をどう打破するのか。チームの底力が試される試合になりそうだ。
一方の栃木は開幕戦で勝利後、3試合勝利がなく、1勝1分2敗という成績。前節は強度の高いハイプレスで大宮に挑み、勝点1を分け合った。トカチの加入後初ゴールで追いつき、連敗を止めたというポジティブな要素はあったものの、3試合連続でセットプレーから失点している点は早急な改善が必要となるだろう。また、時崎 悠監督は昨季、J3の福島を指揮。岩手とは上位争いを展開し、岩手の特徴については熟知しているはず。どういった対策、プランを練ってくるのかも興味深い。
岩手県でのJ2は今節が史上初の開催となる。サポーターにとっては1カ月待たされた中でのホーム開幕戦とあって、スタジアムにはいつも以上の熱気が充満するだろう。試合前日は雪の予報も出ているが、気温を感じさせないような熱い試合を期待したい。
[ 文:髙橋 拓磨 ]