ここまで7試合負けなしの東京Vが、ホームに大分を迎える。2試合連続で2点を先行されながら、前々節・山形戦は3-3でドロー、前節・琉球戦は5-2で逆転勝利を挙げている。試合の入り方については大きな課題が残っているものの、負傷などによる離脱者が多い中でも勝点を積み上げ続けている意味は大きい。今節では、ドバイカップU-23から戻ったU-21日本代表の山本 理仁が出場に向けて準備を進める。すっかりチームの中心となった山本が復帰となれば、3連戦目で疲労の色が濃くなっているチームにとって大きな助けとなる。
対する大分は、東京Vの3連戦を大きく上回る公式戦11連戦を戦ってきた。そしてこの東京遠征が、その連戦の最後。なかなか勝てなかった時期を経て、タフになったチームはリーグ戦2連勝中、3戦負けなしと調子を上げてきた。前節の仙台戦ではエドゥアルド ネットが加入後リーグ戦初出場で初得点をマーク。また小林 成豪が連続ゴール中など、得点力が増している。得点力という意味では東京Vもそうで、ここ2試合で7得点の大分、8得点の東京Vがぶつかり合う攻撃自慢の対戦となる。東京Vでは、連続得点中の新井 瑞希、佐藤 凌我が3戦連発をうかがう。
とはいえ、大分は今季初の無失点を、東京Vも4試合ぶりの無失点を狙っていることだろう。ともに攻撃的でありボールを保持するチームなだけに、勇敢なポジショニングと正確なパスさばきでボールを前進させた上で、守備強度を上げることによって失点数を減らしたい。
スタートダッシュで出遅れたからといって、昨季までJ1に所属していた大分が実力あるチームである事実は揺るがない。好調のチーム同士、中身の濃い試合が見られそうだ。
[ 文:田中 直希 ]