アウェイの山口は2勝5分1敗の勝点11で8位。昨季終盤に就任した名塚 善寛監督の下で、安定したボール保持から加速する攻撃を仕掛ける。ここまでは5つのドローを記録。“負けない”チームから“勝てる”チームへの発展を図りたい。前節・大宮戦ではセットプレーから挙げた1点が決勝点となって勝利。勢いを持って今節に臨む。
山口のボール回しは、佐藤 謙介を底に置いた逆三角形の中盤からの展開が見もの。そこにサイドの低い位置からでも仕掛ける石川 啓人や、緩急をつけた攻撃ができる高木 大輔らが絡む。前節に決勝点を決めた沼田 駿也も勢いのあるサイド突破を見せる選手だ。守備陣の渡部 博文と関 憲太郎は元仙台という縁もある。
ホームの仙台は4勝2分2敗の勝点14で4位。明治安田J2第6節からのホームゲーム2試合では欠場者が相次ぎ連敗したが、前節・甲府戦で3戦ぶりに勝利を収めた。
仙台は前節に皆川 佑介と富樫 敬真が得点。このよく動く2トップを先頭に、流れの中でバリエーション豊かな攻撃を見せる。氣田 亮真が鋭く縦の突破を見せれば、鎌田 大夢は幅を取った展開も縦へのスルーパスも狙うことができる。後方から攻め上がる真瀬 拓海と石原 崇兆の両SBにも注目だ。こちらの課題は守備力。複数失点が4試合続いているため、GKストイシッチを中心に守りを立て直し、攻撃の厚い山口に対抗したい。
[ 文:板垣 晴朗 ]


