2022/5/14 (土) 14:03 KO
第16節
入場者数: 3,723人
天候: 晴|気温: 25℃|湿度: 32%
フィニッシュに精彩を欠いた両チーム。長崎は消化不良の勝点1に
大宮アルディージャ
--試合の入りから、特に自分たちの右サイドで守備がハマっていない印象だが。相手の左CBの子(江川 湧清)のボールの持ち方が非常にうまかった。相手のサイドハーフが中に入ってきて、SBが高い位置を取る。オーソドックスな可変の形だったんですが、ボランチの自分のところでもインサイドに入ってくるサイドハーフとワイドに張るSBに加えてエジガル(ジュニオ)選手もいたので、どっちを切ったらいいのかという難しさがあって守備がハマらなかったです。 --30分頃から前から追うのではなく、セットして構える守備にして落ち着いた印象だが。(新里)亮くんが中心になって、そんなに前から深追いしないように徹底したら、そんなにやられなくなった。中を閉めて外でハメにいく。自分たちもオーソドックスな形の守備にして落ち着いたという感じ。あとは自分たちもミスをせずにボールを持つことができてきて、守備がハマらないシーンが減ってきたかなと思います。 --外に追いやりながら守備を展開できていた。決定的な形は作らせなかったように思うが。自分たちが良くなかった時期は外に追いやっても時間を与え過ぎて、相手にプレッシャーを感じない状態でクロスを上げられて、セカンドボールも拾えずにずっと押し込まれる、というシーンが多かった。いまは外に出させたときに、そこにしっかりアプローチに行くようにしていて、かつクロスをはじいてからしっかり回収して前進していくというのができている。そうなってくると、僕たちがボールを保持する時間が長くなる。そういうことが徐々にですが、できるようになってきていると思います。
DF 17
前半15分、20分過ぎくらいから守り方というか、前線からのプレスの掛け方を、声をかけながら修正していって、そこから段々、守備でも攻撃でも高い位置でプレーできるようになっていった感覚があります。その中でポストに二度当たったシーンやシュートシーンが何度かありましたけど、あの流れで得点して、そこから試合を進められれば理想的でした。ただ、この数試合を含めて、少しずつ守備の手ごたえはあります。点が取れなくて時間が流れていく中でも僕らは我慢強く戦えるようになってきているので、そこは1つ収穫かなと思います。ただ、こういう試合で勝点3を取れるようにならないと、なかなか上には行けないし、ここから挽回していくのは難しいかなと思いました。 --押し込まれてはいたが、決定的な形は作らせなかった。後半の終盤は特にカイオ(セザール)、クリス(クリスティアーノ)が出てきて、マンパワーで持っていかれた部分もあるし、僕らのチームとしてのスタミナも足りなかったというのは感じています。深い位置で守るシーンが多くなりましたが、決定的なシーンはほとんど作られていないですし、守備が破たんするようなシーンはなかったかなと思うので、それはベースとして続けていかないといけないかなと思います。 --今季初の無失点試合だが。そこはみんな手ごたえを感じていたし、やられないような雰囲気がもう少し出てくると、攻撃に移るときの思い切りの良さとかダイナミックさも出しやすくなると思う。そこが安定してくれば、得点ももう少し増えてくるんじゃないかなと思います。
V・ファーレン長崎
監督
内容としては勝点3が是が非でも欲しい試合でした。選手はよくやってくれたなという気がします。無失点に抑えたところは1つの成果ですが、得点が取れなかったというのは、今週取り組んできたことをもっともっと継続して、精度を上げていくことが必要かなといまは感じています。 --前半はビルドアップの細かいミスが目立ち、後半は個の力のある選手を入れて落ち着いた。バランスがうまく取れなかった印象があるが。いや、前半の15分くらいまでに関してはそんなにミスもなく、思いどおりの試合ができたと思います。そういう意味では細かいプレーが得意な選手、何度も動き直しができる選手、そういう日本人選手の良さというか、そのあたりが非常にうまく出た試合かなと感じています。オープンな展開になれば、個の能力というところはスペースがあるので生きてくる。そういう活躍の場があるのかなというのは今日の試合を見ても感じますが、そんなに前半、このメンバーで物足りなかったという部分は自分の中ではないですね。 --継続していきたいという総括があったが、具体的にはどういった部分か。あうんの呼吸というところまで高めていくことは大事になると思います。後半についてはカウンターのチャンスというかカウンターの精度、ラストパスの精度や1つ目のパスの出しどころがもう少し良ければゴールに迫ることができていたんだろうなとは思います。ゴール前の崩しもありますが、そちらのほうがちょっと後半は気になりました。ただ、前半の中盤以降、(シュートが)クロスバーに当たった時間帯はちょっと向こう側の時間になってしまって、この前の仙台戦と同じような時間帯がありましたが、後半はあまりそういう雰囲気もなく、どこで点を取れるかという形になっていたと思います。交代選手がオープンな感じ、相手が疲れたときにパワーを出して、点を取ることができれば一番理想的だったかなと思っています。
大宮アルディージャ
監督
気温が上がって選手にはだいぶ厳しいコンディションになりましたが、逆に言うと大宮から来てくれたサポーターにちゃんと勝点3を届けたかったので、勝点3を取れなかったことが本当に悔しいです。それだけです。ただ、ずっと僕らが必要としている守備の安定という意味では、ボールを持たせていいところとやらせてはいけないところ、そのメリハリをつけてしっかりと組織の整った守備をすることができました。それで無失点に抑えることができました。非常に強い長崎さん相手に、しかもアウェイゲームでこの気象条件。そういう中で勝点1を取れたのは、僕らにとっては半歩前進だと思っています。 --長崎の外国籍選手が数人スタートから外れていたが、そこは想定外だったか。想定外でした。もちろん、長崎さんのストロングポイントであるし、外国籍選手の個の力で攻撃して、試合を決めることができる力がある。なので、外国籍選手は先発で出てくるものだと思って準備をしていました。でも、最初から出てこなくても途中から絶対に出てくると思っていたので、あまり大きくはゲームプランを変えずに1週間、準備したことをやろうというふうに伝えました。 --押し込まれながらも決定的な形は作らせなかった印象だが。押し込まれるのはある程度、想定内ですが、逆に言うと僕らのボールを持つ時間をもう少し長くできれば、もっと押し戻せると思っていました。やらせていいところとやらせてはいけないところのメリハリが今日は本当につけられていました。相手にセットプレーを除いた、流れの中で決定機を作らせることはあまりなかったと思います。逆に僕らのポストに当たったシュートのどちらかが入っていれば、というゲームでした。 --今季初の無失点試合だが。今まで良い試合をやりながらもセットプレーで失点したり、自分たちのミスから失点したりと、ちょっと失点が止まっていなかった。ここ4試合、きちんと勝点が取れている1つの要因は守備を整備して、それを選手たちがちゃんと理解をして、誰が出ても、最初から出ても、途中から出ても、それをチームのために実行してくれていること。その組織力がこの勝点につながっていると思っています。これは引き続き、やりたいと思っています。
V・ファーレン長崎
MF 13
加藤 大
--試合の入りは相手を圧倒できていた。チームとしてはボールの動かし方などチームとして共有できていた感覚はすごくあったし、そこから相手陣内に入ってからの崩し方というのも共通意識を持ってポケットを取りにいって相手の守備の目線を変えたところから崩していく。そういうところは要所、要所で出せていたと思います。 --相手がセットした守備を展開し始めてから、悪い意味で攻めが落ち着いていたと思うが。自分が一度、二度、落ち着かないといけないところで相手にボールを奪われてしまった場面がありましたし、ああいうことは絶対にやってはいけなかった。チームとして1つ、落ち着いたあとの動かし方というところで何のために相手を揺さぶっているのかを考えながらやらないといけない。味方が近いサイドにたくさんいるのであれば、そのまま同サイドで攻めてもいいと思いますし、そういうところを見ながら共通意識を持って動かしていければ良かったなと思います。 --攻撃のパターン練習も取り組んだが、意識のすり合わせはまだまだ必要か。今日は何本かありましたが、相手の危険な位置を突くための走りも出てきているし、その選手だけじゃなくてそのスペースに入ってくる選手をうまく使うとか、そういう使い分けはもっとやっていきたい。そういうところを使うためにボールホルダーをいかにフリーで受けさせるかもチームとして改善していかないといけない。相手にとって何がイヤなのかをもっと考えて立ち位置を取っていかないといけないと思います。
FW 18
山崎 亮平
--試合の序盤はうまく相手ボランチのところに落ちながらプレーに絡んでいた。ボランチとサイドハーフのところへの関わりも意識しながら、エジ(エジガル ジュニオ)とも距離を離し過ぎたくはなかった。そういう立ち位置を意識していました。 --相手が守備をセットしてからはなかなか脅威を与えられていなかったが。それは感じていましたし、縦パスというよりはボランチをもっと使っていかないといけない。外回しのパスになってしまうと相手もラクですし、前半の最初は間で受けることもできたんですが、相手が対応してきたときにそこからのプランというのを共有できていなかったかなと思います。 --押し込んではいるがクロス一辺倒、という点で仙台戦から改善したとは言い切れないか。前半のところは距離感を大事にしようと言っていて、それがうまくいったと思います。後半は相手も疲れてきて、押し込める時間も増えましたが、そういうときこそ、一人ひとりがもっと顔を出してチャレンジするというか。クロスは多く上げることができるけど、それが単調になってしまうことがこれまで多かったので、クロスをシンプルに上げるというよりは相手SBの後ろに走り込むとか相手の目線を変えるようにできればいいかなと思います。
DF 25
櫛引 一紀
河田(篤秀)選手が中心となって攻撃を仕掛けてくると思ったので、とにかくFWの選手には仕事をさせないこと。霜田(正浩)監督のやるサッカーもイメージはできていたので、ここにボールが来るという予測はあって、個人的にはやりやすかった。 --ホームでは初先発だったが。この試合のために自分の全力を出そうと思っていました。次の試合のことは考えずに、とにかくこの1試合に懸けるという気持ちでやりました。見ている方々がどう感じられたかは分かりませんが、自分としては100%を出し切りました。 --無失点に抑えたが。結果的に無失点にできたのは、守備陣としては良かったと思いますが、ポストに当たったシーンや失点してもおかしくないようなシーンもありました。結果がゼロだったから良かったと思うのではなくて、もっともっと改善していかないといけない。そこは浮かれずにやっていきたい。 --立ち上がりは押し込んでいたが、30分過ぎからは流れが変わってしまった。おっしゃるように立ち上がりから自分たちのゲームで進めることができたし、間で受けることで良い攻撃ができました。相手もそれに対応してきて、自分たちがうまくボールを運べなくなったところでショートカウンターからピンチを招いてしまった。もっと裏に走る選手やそこに出す選手を増やしていかないと、ずっと同じことをやっていたらこういう展開になるなと思いました。 --得点力不足が課題になっているが。相手があることだし、一概には言えないですが、単調なクロスだけではなくてコンビネーションを増やしていこうと最近の練習では取り組んでいます。そういう部分をピッチの上で出せれば、得点の可能性は増えるかなと思います。