金沢は5勝5分5敗の勝点20で12位。前節は山口を相手に終了間際の大石 竜平のゴールで劇的な勝利。待望の今季ホーム初白星を挙げ、勢いを持って仙台に乗り込む。
金沢の鋭いカウンターで相手のシステムを射抜く形は、アウェイで勝点を多くもたらしてきた。この試合でのキーマンは元仙台の2選手。ボランチでチームの心臓と言える藤村 慶太は、広い視野と技術を生かしたパスが武器で、カウンターで味方を走らせるボールをタイミングよく供給できる。また前線の杉浦 恭平はパスへの感度が高く、相手の背後に抜け出すことができる。金沢加入後初めてユアテックスタジアム仙台に来る彼らのプレーに注目したい。
仙台は9勝2分4敗の勝点29で2位。前節はアウェイの長崎戦で、相手にボールを支配される苦しい展開ながら、多くのクロスをはじき返して無失点。要所で2点をもぎ取って勝利した。
ここ2試合の仙台はアウェイ連戦ということもあってか、本来目指す「攻守とも自分たちから仕掛ける」(原崎 政人監督)スタイルを発揮できない展開が続く。その中でも前節に勝てたのは自信になるが、ホームに戻る今節はサポーターの前で内容を伴った勝利を手にしたいところ。中島 元彦やレアンドロ デサバトといったボランチがゲームを落ち着かせ、多くの選手が関わるボール保持で相手を押し込めるか。フィニッシュの場面では前節にそろって今季5点目を決めた富樫 敬真や氣田 亮真に注目だ。
[ 文:板垣 晴朗 ]


