新潟は前節、アウェイで町田に1-2で敗れた。新型コロナウイルス感染症の陽性者が5名出ていたことで、濃厚接触疑いの選手も含め、多くの選手が離脱。11試合ぶりに出場機会を得た星 雄次をはじめ、ひさびさに、あるいは初めてピッチに立った選手たちが持ち味を発揮して戦った。
ただ、試合はファウルで流れがぶつ切りになる苦しい展開。与えたFKから先制を許し、後半立ち上がりにも追加点を与えた。これに対し、松橋 力蔵監督は鈴木 孝司、アレクサンドレ ゲデス、小見 洋太を75分に一挙投入。攻撃の圧力を高めると、PK獲得で鈴木が1点を返したものの、同点には至らず。悔しい9試合ぶりの黒星となった。
「ああいう試合でこそ、質で上回らなければいけなかった」と話すのは高 宇洋。「後半の入りは、(前々節・)東京V戦も良くなかった。その改善を話し合いながら進めたい」と2試合連続の課題を見つめつつ、今節も「自分たちのサッカーで勝つ」と、7連勝中のホームで攻撃的サッカーを貫く。
対する横浜FCは前節、ホームで徳島に2-1で勝利。6試合ぶりに白星を手にした。
明治安田J2第2節から第14節まで首位を独走し、徐々に対策されるようになったのは昨季の新潟と同様の流れ。4月下旬からの5連戦では、堅守を武器にするチームとの対戦も多く、その打開に苦しんだ部分もあった。ただ、徳島はボールを持って攻撃に出てくるタイプのチーム。お互いのスタイルをぶつけ合う中での勝利だった。終了間際での失点も、今節に向けて引き締め直す好材料となるだろう。再び常勝の波に乗るために、連勝を懸けた一戦となる。
J2屈指の得点力を持つ、両エースの対決も見どころだ。現在10得点で得点ランキング首位に立つのは横浜FCの小川 航基。6得点で4位タイにつけるのは新潟の谷口 海斗。ともに7試合ぶりのゴールが期待される。
新潟が勝って浮上するか、横浜FCが突き放すか。注目の“シックスポイントゲーム”は、互いのスタイルを真っ向からぶつけ合い、その質を競う好勝負になりそうだ。
[ 文:野本 桂子 ]

