新型コロナウイルス感染症の影響で延期となっていた18日の明治安田J2第15節・大宮戦に勝利し、連敗を『7』で止めた岩手だったが、前節は水戸を相手に0-3の完敗。1試合消化が少ないながら、最下位に沈んでいる。
喫緊の課題は得点力だ。ここまで挙げた9得点はリーグワーストで、先制点を奪われると一気に勝点から遠のく試合展開が再三みられる。セットプレーは確かに強みだが、流れの中からもゴールの可能性を高めたい。水戸戦も11本とシュート自体は打てている。いかに決め切れるかが勝敗のカギを握るだろう。
一方、横浜FCは直近7試合でわずか1勝。思うように勝点を積み上げられず、順位も3位に下がった。昇格へ向けて理想的な序盤戦となったが、ここにきて急ブレーキがかかっている。前節も新潟を相手に、前半立ち上がりの6分間で2失点。四方田 修平監督も「この2失点がゲームを難しくしてしまった」と振り返るように、その後も良いところを出せずに上位対決で敗れる結果となった。
クラブとして、初めて横浜FCとの公式戦を戦う岩手。横浜FCの育成組織で育ち、トップ昇格を果たした石井 圭太、プレースキッカーとして同じ左利きの中村 俊輔を長い間リスペクトしてきた中村 太亮は、特別な思いでこの一戦を迎えるだろう。
順位に差はあるものの、ともに悪い流れの渦中にある。それを断ち切り、岩手がホーム初勝利で反撃の狼煙を上げるのか。あるいは、横浜FCが再ブーストをかけるきっかけをつかむのか。先制点が勝敗の行方を左右することは間違いない。
[ 文:髙橋 拓磨 ]