後半の失速と反撃。相馬監督初陣の大宮が追いつき、ドロー決着
大宮アルディージャ
8試合ぶりのゲームで、その間にメンタルが落ちることもありましたけど、声をかけてくれた人はたくさんいたので、試合に出たらそういう人たちのためにもという気持ちはありました。ヤマくん(山田 将之)とは一緒に頑張っていたので、そういうものがあのゴールにつながったのかなと思います。 --ゴールシーンを振り返って。カワくん(河田 篤秀)がボールを持ったときにオフサイドにならないことだけを気をつけて、クロスを上げてくれたのであとは落ち着いて自分の形に持っていって、落ち着いて決めることができました。クロスが入ってきた瞬間に相手を見たら食いついてきていたので、ダイレクトよりも少し外したほうがいいと思って判断を変えました。トラップも焦ることなく自分の置きたいところに置けたので、ちょっとテンポをズラしてGKに反応されないようにワンタッチ入れて打ちました。
DF 4
相馬さん(相馬 直樹監督)のサッカーをこのチームで知っているのは僕だけですし、そこで使われるということはチームのやり方を示してほしいと、自分なりに解釈してプレーしました。味方が分からないことがあれば率先してアドバイスをしたり、声をかけたりすることを意識しました。 --守備の手ごたえは?伸びシロしかないと思っています。守備のコンセプトに関してはある程度準備してきたつもりですけど、ヴェルディさんもうまい選手が多くて、最初の45分を無駄にしてしまった感じはあるけど、後半は修正することができた。あとは、シンプルに球際や気持ちのところで相手を上回れたと思います。これからもっともっと期待してもらいたい。今後は(失点)ゼロの試合を増やしていきたいと思います。 --起点となった同点ゴールのシーンを振り返って。チーム全体のスカウティングどおりで、相手のSBの裏が空くことは分かっていましたし、そこにスキがあることは分かっていたので、理想どおりだと思います。
東京ヴェルディ
監督
先制点を奪うことができた中で、後半に落ちてきたところで(点を)失った。前半から、ここまで失点が多かった中で、守備の意識を高く持って戦ってくれたが、攻撃もうまくいっていた部分がありながら、全部は確認できていないが、最後の部分、(フィニッシュの)1個前の部分でコンビネーションが合わないところもあった。疲労とか、連戦での今日のメンバーもいつもと替わっていたのも影響していたと思う。難しい中で、ポイントを取れたことは前向きに捉えて、中3日での次に向けてやっていきたい。 --「後半に落ちてきた」と言われたが、前半によく見られたスプリントの部分など?そういう部分や、連戦というのもあったのかと思う。 --後半、相手が前から来ることでミスが出ていた。その中での3人交代の意図は?疲労が見えたし、足が動かないところがあったのかなと。フレッシュな選手を入れたということです。 --後半、相手が前から来た中で主導権を明け渡した理由をどう捉えている?守備をすることが長い中で、そこに力を使った部分があって、ボールを持ったときの動きも少なくなっていたのかなと思う。 --佐藤 凌我、河村 慶人がベンチ外だった理由は?疲労のところもあるし、連戦の中でメンバーに入っていないというところです。
大宮アルディージャ
監督
突然の形で監督に就任して中2日の非常に短い時間で戦うことになりました。アウェイの地でしたけど、本当にたくさんのオレンジ色のサポーターに来ていただけたと思います。すごく期待されていると思いますし、選手たちには「今までと同じではなく、変わっていくものを見せよう」と伝えて送り出したゲームになりました。われわれを信じて集まってくれたサポーターの皆さん、応援してくださった皆さんに感謝の気持ちを伝えたいと思います。 まずはこの短い期間の中で守備しか整えることができませんでした。その中で選手たちは本当に必死に食らいついてやってくれたと思っています。もちろん、穴が空いたシーンもありますし、判断がズレていたところもあったと思いますけど、本当に1個のボールを奪おう、ゴールをしっかり守ろうというような意志を見せてくれていた。前半は失点しましたけど、ボールを持たれている時間が長かったですけど、正直、崩されてはいないと思っていますし、どちらかというと攻撃のミスで後手を踏む形になってしまったと思います。ここまで攻撃ができないとは思っていませんでしたので、前半は1点取れればと思っていましたが、自分たちが変なことをしなければ、2失点目、3失点目はないだろうと思っていましたし、0-1で折り返せたことは大きかったと思います。 ハーフタイムに相手の出方とボールを動かすところをもうちょっと整理して、前半にうまくいかなかったことを選手たち同士で話して解決しようとしてくれていた。そこが後半、自分たちの時間が長くなり、ボックス付近でチャンスを作るような形につながっていた。 ただ、これをひっくり返すところまでいかないといけない。あれだけチャンスを作っておきながらひっくり返せないと今までと同じ。ここ(前節)まで18試合で17ポイントですけど、勝点1ペースで今日も1ポイントなので、覚悟として変わっていくものは見せられたと思いますが、これを結果に変えていくために選手たちと一緒にやっていきたいと思います。
東京ヴェルディ
MF 17
加藤 弘堅
--得点場面のインターセプトと、石浦 大雅選手が得点を取ったことについて。大宮さんは監督が代わられて、(相馬 直樹監督は)今までほかのクラブでやられていてイメージがあった。しっかりと[4-4-2]を組んだ上で、攻守ともにサッカーしてくる。三門(雄大)さんは、特にサッカー界での付き合いも長いので、下りてボールを触ることも分かっていた。ゲーム中に、ボランチ同士のパス交換が何度かあった。それで狙う機会をうかがっていた。矢島(慎也)くんのほうに(パスコースを)消す意識を持ちながら、小島(幹敏)くんの死角から狙っていた。それが思いどおりにハマった。それを決めたのは大雅の力。彼自身、昨季自分がヴェルディに入ってからはよく泣いていました。初ゴールについても、(山本)理仁が取っていたり、(佐古)真礼がほかのクラブで取っていたのもあったし、多分彼自身にとって大きなゴールになったと思う。流れでインターセプトから取れたのはチームとしても目指していたところ。大雅が決めてくれたからこそ、あそこを評価してもらえる。大雅に感謝したい。 --後半、相手が前から来た中でうまく前進できなかった要因について。ヴェルディのサッカーとしてボールを動かすのは特徴だが、ここ最近、前と後ろの要求しているプレーが少しズレたりする。それがあの瞬間で、それを修正しようとしているときに失点を食らってしまった。タイミングが悪かったというのが1つと、圧力を掛けてこられたときに、前の選手は後ろの選手が持ち運ぶためにスペースを空けてくれているが、そのときの後ろと前の距離が遠くて、前に運んでもパスコースがないというのが、外から見ていてもここ数試合見られていた。そこで修正しようとしていたが……。ちょっとズレがあったのも事実だし、ああなったときに何ができるかが大事。修正するつもりが自分も代わってしまったので……。
MF 14
石浦 大雅
試合の入りのところで意識していたのは、今日のメンバーもずっと長くやっていたメンバーが多かったので、しっかりボールを持って、行くべきところで行く、そして点を取るところをやろうとしたが、自分もかなりミスが多くて、なかなか攻撃に流れをもっていけなかった。個人としては反省しているところです。 --プロ初ゴールについて。最初、自分が追って、(加藤)弘堅さんがボールを取ってくれたときに、数的有利だったというのは頭にあった。絶対に点につなげようと思って、自分のところに流してくれたので、最初はパスとシュートとを迷ったが、点を取りたいというのがあったので、(足を)振れて良かった。 --涙を流していたように見えましたが?あれは……汗です(笑)。点を決めたときには、自分自身はちょっとうれしいかなというところだったが、コーナーフラッグのところに喜びに行って振り返ったときにみんなが来てくれていて、カジくん(梶川 諒太)、(杉本)竜士くんが「頑張ってきて良かったな」と言ってくれたときに……(涙が)出ちゃいました。 --後半、流れが変わったことについて。ほかの選手、監督がどう思ったか分からないが、1-0で折り返したところで、攻撃面はちょっと守りのパス回しが多かったのと、守備のところで前から行くところで強度が落ちてしまったところが、自分たちが流れをそのままつなげて勝ちにつなげられなかった要因かなと思います。