岩手は前節、長崎とのアウェイ戦に臨み、2-2で勝点1を持ち帰った。前半の開始早々と終了間際に失点し、雲行きが怪しい中ではあったが、後半になると流れは一変。岩手が終始主導権を握った展開で弓削 翼、オタボーの30メートル級ミドルで追いつき、降格圏との勝点差4を保った。6月以降、結果が出ている岩手は、明治安田J2第21節・東京V戦でも2点ビハインドから終盤の2ゴールで追いつくなど、先に失点しても簡単には負けないチームになってきている。とはいえ、リーグ戦で先制した試合は38試合無敗と抜群の結果を残しているだけに、この試合でも先に点を取ることで有利な展開に持ち込みたい。
現在3位につける仙台は、ここまでリーグ最多の48得点を記録している攻撃力のあるチーム。岩手との前回対戦でも2ゴールを決めた中山 仁斗の7ゴールをはじめ、攻撃陣が満遍なく得点を挙げているのも特徴だ。前節は琉球とのアウェイゲーム。立ち上がりに先制したものの、後半に追いつかれると、終了間際にはあわや失点のピンチを招いたが、GK杉本 大地のビッグセーブで勝点1を積み上げた。
上位を追走したい仙台は自動昇格圏まで勝点3差。一方、残留を争う岩手は降格圏と勝点4差。ともに3ポイントが欲しい状況に変わりはない。いわぎんスタジアムでは“未体験ゾーン”となるような超満員が予想される一戦。サポーターの後押しを受けながら、目標へより一歩近づくことができるのは果たしてどちらのチームか。
[ 文:髙橋 拓磨 ]