長崎は12勝7分8敗の勝点43で4位。7月からファビオ カリーレ監督が指揮を執る。粘り強い守備をベースにした戦い方で、GK富澤 雅也らが安定感を発揮。攻撃面はトップ下、ボランチでプレーする加藤 大を中心にボールを動かし、個人能力が高い攻撃陣にフィニッシュを託す。最前線のエジガル ジュニオは3試合連続ゴールと好調だ。
長崎は相手にシュート数で上回られても堅固な守備でしのぎ、逆襲で仕留める形が確立されつつある。前節・町田戦では鍬先 祐弥が左サイドから上げたクロスがそのままゴールインする幸運な形もあった。アウェイ戦となる今節も勢いを見せられるか。
仙台は15勝6分6敗の勝点51で3位。勝点3差の上位2チームを追い越すべく、今節は勝点8差で4位の長崎を退けようとしている。原崎 政人監督が構築する人数をかけた攻撃は、「いろいろなアイディアは開幕時より非常に多くなっている」(原崎監督)。前節・岩手戦では今季最多の5ゴールを叩き出して勝利。ここまでの得点数53はリーグトップの数字だ。
剛柔両方のシュートパターンを持つ中山 仁斗、鋭い身のこなしからシュートに結びつける富樫 敬真は前節に得点して、ともにチームトップの8得点。彼らを筆頭にどこからでも点を取れるのが仙台の強みで、右SBの真瀬 拓海も2試合連続ゴール中だ。厚い攻撃を仕掛けて、長崎の守備組織を崩しにかかる。
仙台の攻撃、長崎の守備、いずれも見ごたえがあるが、この上位対決で勝るのはどちらか。
[ 文:板垣 晴朗 ]


