9月頭から始まった7連戦もこれが最後となる長崎。直近の明治安田J2第33節ではホームで栃木と対戦。立ち上がりから栃木のハイプレスに苦しめられ、先制を許す苦しい展開に。それでも後半に入り交代策で流れをつかむと、植中 朝日の得点で同点に追いつく。しかし、終盤は退場者を出したこともあり、逆に栃木の反撃を許してしまう。試合はそのまま引き分けに終わり、2位以内の可能性が消滅。今節はJ1参入プレーオフ圏内の6位以内を目指して、仕切り直しの一戦となる。
対する横浜FCは前節、ホームで甲府と対戦。前半は甲府にボール保持とともに流れをつかまれるが、無失点でしのぐ。後半に盛り返すと、試合終盤に小川 航基が長谷川 竜也のクロスを頭で叩き込み、これが決勝点。エースの活躍で4試合ぶりの勝点3を獲得し、猛追する3位・岡山との勝点差をキープすることに成功している。
ホーム連戦となる長崎だが、中5日でこの一戦に臨む横浜FCに対して、中2日となる。さらに水曜の栃木戦では山崎 亮平が退場処分を受け、今節は出場停止。さらに植中も脳震盪で交代しており、出場が不透明。7連戦でチーム全体に蓄積したダメージも大きく、ファビオ カリーレ監督はメンバー選考に頭を悩ませることになりそうだ。
ただ、この試合は長崎ホームでは初の『声出し実証実験の対象試合』。2020年の開幕戦以来、約2年半ぶりにトランスコスモススタジアム長崎に声援が戻ってくる。厳しいコンディションだが、その声援は長崎の選手たちの大きな後押しになるだろう。サポーターの声を力に7連戦の最後を勝利で締めくくりたい。
[ 文:杉山 文宣 ]