秋田は前節、ホームで群馬に0-1で競り負けた。17分にスローインの流れから失点。そこから盛り返して数多く決定機を作るも、残留を懸けて勝点をもぎ取ろうとする群馬の守備を崩し切れなかった。リスタートの守備や決定力不足、ホームで勝てないなど、秋田の課題があらためて浮き彫りになったが、それ以前に積み上げてきた球際の競り合いの気迫で相手に上回られたのは痛恨の極みだ。千田 海人も「気持ちの部分で少し受けてしまった感じはある」と反省。町田戦に向けての練習のテーマに「気持ちの部分」を挙げ、「ファーストディフェンスの強度とセカンドボールを拾い切ることを意識して、ホームのお客さんの前で勝ちを見せなきゃいけない」と前を向いた。
とはいえ、秋田は直近5試合で2勝1分2敗と勝点の積み上げに成功し、守備面でも2失点と堅さがある。その良さを継続した上で前節の敗戦を糧とし、最後まで泥臭く闘う必要がある。
対する町田は前節、ホームで東京Vと対戦。開始早々に中央突破を許し、最後はこぼれ球を押し込まれて先制を許すも、中島 裕希の今季初得点で追いつく。後半の立ち上がりにCKから太田 修介が頭で決めて勝ち越しに成功したが、土壇場にPKを決められ2-2で試合終了。町田は5戦勝ちなしで6位の大分との勝点差が『6』に広がり、J1参入プレーオフに食い込むには1試合も落とせない状況だ。
秋田は町田に対して直接対決で2連敗中。いずれの試合も町田がボールを握り、正確なサイドチェンジや裏へのロングパスで秋田を揺さぶり、得点を奪った。先手を取ると町田は自陣に引いて秋田にボールを持たせ、ゴール前を固めて危なげなく勝ち切っている。
吉田 謙監督が町田を「攻撃力があり、強度の高いチーム」と称するように、町田は開始30分までに全46得点中19得点を奪う破壊力を発揮している。秋田はどれだけ揺さぶられても粘り強く走ってコンパクトな陣形を維持し、仲間同士で助け合ってセカンドボールを奪い前進したい。
[ 文:竹内 松裕 ]