琉球は前節、栃木とのアウェイ戦に臨み、スコアレスドローで勝点1を積み上げた。相手のリズムを削ぐ粘り強い守備で容易に前を向かせなかった一方、攻撃ではチャンスを作るも生かせず。6試合ノーゴールが続いている。守備の安定感は生まれているだけに、露呈するゴール欠乏症を解決することが勝点3獲得に向けて大事な要素となる。
くしくも、阿部 拓馬が負傷離脱してから得点が止まった。彼がボールを収めれば簡単に奪われないという共通理解がチーム全体にあり、その安心感も相まって推進力が生まれていたのは事実である。「攻撃面で引っ張ってくれるリーダーの必要性は(阿部が)いなくなって気づいたと思うし、そういう存在が出てきてくれれば」と話すのはディフェンスリーダーの岡﨑 亮平。攻撃面でリーダーシップを取る選手の出現が、残り4試合を戦う上で非常に重要となる。
対する横浜FCは前節、長崎を相手に2-0で勝利。8月に加入したマルセロ ヒアンがロングカウンターで初ゴールを決めれば、後半開始直後には長谷川 竜也が追加点。また守備も2試合連続のクリーンシートを達成し、安定している。J2屈指のアタッカー陣を擁し、1年でのJ1返り咲きを狙うチームは相手につけ入るスキを与えない。
両者の思惑が渦巻く一戦。10月1日、タピック県総ひやごんスタジアムでその幕が開く。
[ 文:仲本 兼進 ]
