琉球が約2カ月ぶりの勝利を収め、残留への望みをつなぐ
FC琉球
目の前の試合を絶対勝たなければいけない状況だった。この状況を生んでしまったのも自分たちだし、この状況を乗り越えることができるのも自分たち次第だと思っていた。今まで降格圏から脱出できるチャンスをことごとく逃して、ここまできてしまった。そしてこれがラストチャンスだと思っていたので、この試合にかける思いは選手全員すごいものがあった。サポーターも含めて大きい勝利になったんじゃないかと思う。 --先制されたあと、チームのメンタルは?失点したあと選手が集まって、大丈夫だという声が選手同士で聞こえていた。声を出すことができていたし、前を向いている選手が多かったので、大丈夫だなと思っていた。早い時間、前半のうちに逆転することができて、気持ちの面で沈まずにやり続けられたことが良かった。 --大本選手のところでは最初からチャンスを作れていた。前で出ている試合、サイドハーフで出ている試合が多くて、ここ何試合も得点がないということに責任を感じていたし、必ずゴールに直結するアシストであったり、自身のゴールであったり、もっとシュート意識を強めてゴールを生むということを、今週の練習から強く自分に植えつけてやっていた。ああいうところでも今までは振り抜かずに、ミスをしないようにバックパスを選択する部分が多かった。やっぱりあそこでオウンゴールみたいな形になったけど、ああいうふうにゴールを生むことができたので、そこは1つ成長かなと思う。 --シュートコースが空いた?コースが見えていた。当たっていなくてもわりと良いコースに飛んでいたと思う。ああいうふうにディフレクションが起きてゴールにつながったので、前への意識は大事だなとあらためて感じた。残りの2試合も僕たちは勝つ以外に残留の望みはない。残りの2試合もそういった姿勢を続けていきたい。
DF 9
みんながハードワークしてくれたおかげで自分はそんなに仕事がなかったし、攻撃陣も今までやってきたこと、ここ数試合やってきたことを継続してくれた。それがやっと実を結んでくれた。みんなのハードワークの勝利。 --相手のカウンター、裏を狙うところへのケア。クサビとかに対しては絶対にいってくれと伝えていて、自分がもし前に行ったときには絶対につぶすというのをプレーで見せるので、そのカバーをお願いと。そういうところで信頼関係が生まれてきたので、みんなが迷いなくいけたと思う。カバーするときはカバーする。チャレンジするときはチャレンジする。そういうことを意識していた。それがみんなに伝わってくれた。 --点を取り切れた。ウチの本当に大事な大事な阿部(拓馬)がいなくなって、そこに依存していたのは正直あった。いなくなってからどうするかというときに、ちょっと遅いぐらいだけど、みんながもっと自分たちでやらなきゃという気持ちになってくれた。その前までの単調なところを工夫したりしたことで、こうやって点が取れた。それでも時間はかかったけど。 --残り2試合も勝つしかない。勝つしかないという状況は逆にシンプル。やるしかないし、その覚悟を見せられなかったから、この順位にいると思う。今日も遠い中、こうやって寒い中でも来てくれたサポーター。DAZNからでも送ってくれていると思うし、その人たちのためにしっかり勝ちたい。
ツエーゲン金沢
監督
気持ちの面が大きかったのではないか。琉球の選手たちは必死になって、何がなんでも勝点3を取るんだというのが、ボール1つの奪い合いでも出ていた。こういう雨の状況で徹底してプレーをしていた。そこは非常に大きかった。われわれの選手たちは自分たちのものを100%出し切って、初めて良いゲームができる。ずっと言っているけど、まだ分かっていない。ずっと一人ひとりがそういう気持ちになって、目の前の試合で勝点3を取るんだというものを通し続けてやることが必要。あと2試合、勝点3を目指してしっかり戦えるように準備する。
FC琉球
監督
今日のゲームの印象としては、内容としてはコントロールできて、相手を上回れていたというのはここ数試合と同じような印象を持っている。そういう感触を持ちながらも、6か7試合はゴールを決められていなかった。今日は2ゴールを決めて、内容プラス結果という形で手に入れたのは喜ばしい。 ただ、早い段階から3点目、4点目、5点目を取って、ゲームを終わらせることができた試合でもある。それができなかったことは引き続き課題。守備の部分では縦に非常に速いチームで、スペースへの進入、アクションを継続的にやり続ける素晴らしいチームを相手に失点はしてしまったが、そのあとの守備の部分の全体はそんなに悪くなかったのではないか。練習で準備していたことをそのとおりにやってくれた。失点したあともチームが引かずに前に出続けて、受け身にならず対応してくれたことも自分が求めていたことだし、チームがやりたかったことなので、それができたこともうれしい。 選手たちに素晴らしいと伝えたいのは、やはりアウェイでこの残留を争っているプレッシャーの中で、0-1というビハインドの中でそれをはね返して、自分たちのやり方を変えずに、信じて2ゴールを奪って逆転してくれたことは素晴らしい。ただ素晴らしいハードワークはしてくれたが完璧とは言い切れず、修正しなければいけないことは多く残されている。ただ、勝ったことでまだ残留というオプションも広がったので、さらに勝てるように準備し続けたい。
ツエーゲン金沢
MF 22
力安 祥伍
勝ちたかった。一番はそこ。2連勝をしていたし、ここで負けられないと思っていた。そこが反省。得点は狙っていた形で、相手が押し込んできてカウンターというので、良い形だった。ゴール前のクオリティーが低かった。 --もっとチャンスを作るためには?カウンターも大事だけど、ああやって引かれた相手に対してもっと人数をかけて、ボランチの1枚が入っていくとか、クロスの質、突破したあとの質が低かった。 --監督は琉球の気持ちにも触れていたが?自分たちもそれを経験しているので、すごく感じる部分はあったが、自分たちのイージーミスが多かった。簡単なところで失って攻め込まれるシーンが多かった。
MF 26
須藤 直輝
--左から何度か仕掛けたシーンがあったが?相手の22番がイエローカードを1枚もらっていたので、あまり来れないというのは思っていた。そこを突いていこうと思って仕掛けた。右に入ったときに何ができるか。右に入ったときにもっとインパクトあるプレーができればと思う。 --前半から見ていても左でのチャンスがあると感じていた?自分が入ったときに一発目、左でチャンスがあったと思うけど、ああいうのを左では作りやすかった。右サイドは相手がアラートにやってきた部分はあったと思う。その裏をかいてもうちょっとやれたのではないか。