今節がホーム最終戦となる長崎は3連敗中で11位と苦しい状況にあるが、わずかながら6位の可能性を残している。ただ、それ以上にチームに共通する思いはホームでの勝利への渇望感だ。「ホームでも長い間勝っていないので、目の前の試合に勝つという気持ちを出さないといけない」(澤田 崇)。長崎がホームで勝利したのは6月18日に行われた明治安田J2第22節・群馬戦が最後。実に約4カ月もの間、ホームでの歓喜から遠ざかっている。今節は苦しい状況でも応援を続けてくれるサポーターに勝利を届ける今季最後の機会。昇格の可能性をつなげるためにも、なんとしても勝利が必要な一戦だ。
一方の山口にとって、長崎戦はまさに鬼門。2016年の初対戦以降、1分10敗といまだに長崎から勝利を挙げたことがない。得点は1試合平均で『1』を下回り、失点は『3』に近い数字となっており、山口にとっては天敵とも言えるような相手だ。シーズン序盤こそ苦しんだが、後半戦に入って以降、特に3バックに変更してからは内容の部分でも充実したサッカーを展開できているだけに、長崎からの初勝利で新たな歴史を刻みたいところだ。
長崎は敗れれば、翌日開催の他チームの結果を待たずに6位の可能性が消滅する。勝ったとしても状況は厳しいが、昇格を目標に戦ってきたチームだけに、最後まで食らいつく姿勢を勝利という結果で示したい。
[ 文:杉山 文宣 ]