『復興応援試合』と銘打たれた一戦は、いわきのJ2初勝利で幕
いわきFC
1万人を超える会場で試合をしたのが高校サッカー選手権以来で最初は緊張もありました。徐々に楽しくなってきて、自分は攻撃面で特徴を出す選手ですが、いわきのサッカーは守備を大前提に取り組むチームなので、身体を張って前からの守備を心がけてプレーしました。 --体を張るプレーを随所に出してチームを助けていた印象がありました。ハーフタイムのときに「加瀬の守備が効いていて、助かる」と言われて、自分のプレーに自信が持てて前向きにプレーができました。 --登録がDFだったが、嵯峨 理久選手とポジションを変えて臨んだ。この戦術的な狙いは?SBに挑戦する中で、公式戦において力を発揮できるレベルではない部分もあるかなと正直思っています。嵯峨選手が「自信持って。後ろは俺がカバーするから、加瀬はどんどん前で挑戦しよう」と声をかけてくれたのもあります。スピードで勝負できる自信はあるので、前でうまくプレーできたと思います。 --スタメンで起用され、ユアテックスタジアム仙台の空気をどう感じていたか。自分がJリーグの試合に出ることは夢だったので、長くサッカー選手をやっていきたいと思えました。
オフサイドにならないようにポジショニングできたことがすべてかなと思っています。変にゴールを狙い過ぎずスクランブルが起きるように折り返すイメージでヘディングして、自分の気持ちがボールに乗り移ってゴールにつながったと思います。 --得点後、カメラをすぐ見つけていたが、事前に狙っていた?京都のときにお世話になった加藤 順大さんのYouTubeのポーズをやると決めていました。本人には言ってないです。 --デュエルの部分や対峙する選手との守備では完封していたと思います。セカンドボールの回収でうまくいかなかったこともありました。クロスを上げさせてしまい、足りないと感じたこともありました。今日出た課題を修正して、良いプレーを出せるようにしたい。 --いわきおどりをやったときの気持ちは?今までフラッシュインタビューに呼ばれることとかがなくて、1人でサポーターの前に行くことを羨ましく去年まで見ていました。アウェイ席が赤に染まった前で一緒に喜びを分かち合えてうれしかったです。チームを勝たせられるような選手になりたいとあらためて思いました。
ベガルタ仙台
監督
前半にいわきさんがロングボールを多用してくることは想定してきた中で、セカンドボールの勝負のところ、ファーストDFでまずわれわれが(ボールを)回収しながらサイドチェンジできるところを前半にもう少しできたら良かったと思います。 後半に入って良い場面もありましたが、最後にネットを揺らす作業のところで、もっと大胆に、もっともっとペナルティーエリアの中に入っていくことをしなければいけないと思っています。 --フォギーニョ選手と遠藤 康選手の先発起用について。フォギーニョに関しては、セカンドボールや裏に出ていくところをアグレッシブにやってくれるところ。ヤス(遠藤)に関しては、こういう大味なゲームになる中でしっかりゲームをコントロールして自分たちの時間を作れる選手、というところで起用しました。 --『復興応援試合』としてのいわきとの試合について。このスペシャルマッチをお互い全力で戦ったことに関しては、素晴らしかったと思います。われわれとしては、結果として喜びを与えられなかったことを反省しなければいけないし、この1試合がすべてではないので、次のゲームに向けてしっかりやっていかないといけないと思います。
いわきFC
監督
非常に多くのサポーターにいわきから足を運んでいただいたことが選手の後押しになりました。ゲーム内容のところは仙台の個の力が怖い中で、選手たちは最後まで自由を与えずプレーしてくれたと思います。1勝しただけなので、次に向けて準備していきたいです。 --『復興応援試合』として催された試合で勝利した意義をどう感じていますか?手ごたえのある試合をしてきたけれどなかなか勝利がつかめない中、アウェイで仙台と戦う状況を迎えていました。われわれは何のためにチームが創設されたのかを再確認して、選手たちはあきらめない姿勢をサポーターに見せようと戦ってくれました。 --相手が布陣を変えても動じず戦えた要因は?選手たちの成長が一因にあると思います。取捨選択が良かったと今日は思います。 --非公開を3日間に設定したトレーニングの成果は?選手たちは、いつも良い準備してくれています。今回非公開にしたのは勝利がない中で、集中力を一層高めてもらいたかったから。今日の試合に向けて強い思いを持って欲しくて、非公開練習を1日増やしてトレーニングしてきました。 --加瀬 直輝選手の起用について。加瀬は走れる選手です。いわきFCを体現するためには彼の力が必要だったので、起用しました。技術面でミスは多いですが、チームのために走ってくれたことは次につながると思っています。
ベガルタ仙台
FW 50
遠藤 康
結果がすべてかなと思いますし、僕たちがやりたいこともあまりできなかった印象なので、これを糧に次の試合に切り替えてやっていきたいと思います。 --『復興応援試合』としてのいわきとの試合について。それぞれいろいろな思いを背負ってこの試合に挑んできたので、僕たちも負けないように頑張ってきたのですが、正直なところ、気持ちの面でいわきの方が上だったかなと思います。 --次節・群馬戦に向けて。試合が終わったあとに監督も言っていましたが、やはり連敗をしないことが優勝するためにはすごく大事なので、切り替えて次の試合で勝てるように準備するだけです。
MF 11
郷家 友太
僕自身にも出場していたここ3試合の中で一番チャンスがありましたし、僕が決めていればチームも楽にできていたし、失点もなかったかもしれないので、この試合で責任を感じています。 --『復興応援試合』としてのいわきとの試合について。昨日(3月11日)もそうですが、今日も僕自身はすごく特別な思いがありましたし、絶対に勝ちたい思いがかなり強くて、その姿勢がこの3試合で一番の機会につながったと思いますし、決めていたら仙台の方を喜ばせることができていたと思うので、申し訳ない気持ちでいっぱいです。