攻撃パターンを多数有しながらも2試合続けて1点止まりではあるが、形は作れているだけに、あとは決めるだけの状態である。
成長が見て取れるのはディフェンス面だ。J1経験のある仙台、徳島を失点ゼロで封じた最終ラインは、組織として相手の攻撃を抑えられている印象が強い。チームとしても、前線から守備をすることで次第に自分たちのペースに持ち込むゲーム展開を確立しつつある。今節は、現在リーグ最多得点を記録している町田の攻撃陣を抑えられるか。個として、組織としてのレベルがどれだけ通用するか、注目したい。
また、山下 優人、嵯峨 理久は町田の黒田 剛監督の教え子だ。時を経て恩師の前で成長した姿を見せたい。
アウェイに乗り込む町田は開幕ダッシュに大きく成功して現在首位。10得点は先述のとおりで、リーグ最少タイの1失点と守備も堅い。この数字を見れば、就任1年目の黒田監督をはじめとするコーチングスタッフの落とし込みが攻守両面でスムーズに進んでいることがうかがえるだろう。前節・山形戦で2得点のエリキを筆頭に、途中出場で3試合連続得点中の荒木 駿太など多士済々の攻撃陣を擁しているのも特徴だ。
スタイルのベースが似ているいわきを相手に勝利を収め、首位で4月を迎えられるか。
[ 文:柿崎 優成 ]
