水が張るピッチでのスコアレスドロー。秋田はスーパーセーブに阻まれる
大分トリニータ
--これだけのピッチコンディションになることは予想していたか。昨日の時点でピッチに水がたまりやすいということはチームで共有されていて、すごくやりにくい試合になるだろうと考えていた。 --立ち上がりからハッキリしたプレーが多かった。打ち合わせは?アップの時点でパスは無理だと判断した。水たまりがある場所も分からないし、どこでボールが止まるか分からないので、全部ハッキリしたプレーで相手を裏返しにいこうと、チーム全員で声をかけ合って決めていた。裏のボールの対応も、基本的に自分が前向きというよりも、落としたボールをディフェンス陣にしてもらうようにして、不測の事態が起きたときに自分がゴールを空けていない状況を作れるようにしておいた。 --ファインセーブで勝点1をつかむことができた。(前々節・)山形戦で自分も失点に絡んで情けない気持ちだった。練習でしていることを表現できておらず、ヨシさん(吉坂 圭介GKコーチ)に申し訳なかったので、そういう意味でも今日は信頼を取り戻すということもそうだし、意味ある練習をしているのだということを、しっかりヨシさんにも示せたと思う。練習から準備してきたことが出せて良かった。
ブラウブリッツ秋田
監督
選手たちは最後まで走って、ゴールに向かってくれた。限界に限界はないので、さらに走って向かえるように、チームみんなで努力していきたいです。選手の気持ちを奮い立たせてくれた、秋田を信じてくれる皆さま。これからも選手・クラブを根底から支えていただき、ともに戦っていただきたいです。よろしくお願い申し上げます。 --前半のプレーの評価について。前に挑み続けて、ゴールをこじ開けられなかった。その反省が強ければ強いほど執念に変わりますので。努力あるのみだと思います。 --チャンスを決め切れずに失点して負ける試合もありましたが、この試合は勝点1を取りました。時間を追うごとに、守備の圧力、その勢いが攻撃の圧力に変わる。良い守備から良い攻撃。前に挑み続ける。そしてその勢いがゴールに直結できるよう、チーム一体で努力あるのみだと思います。 --ピッチ内ウォーミングアップ前にゴール裏のサポーターとともに『秋田県民歌』を斉唱して感じたことについて。真実は1つで、誠実に、愛するチームのために歌う。その姿を、選手、チーム全員は受け取ったと思います。受け取ったものを力に変えて、良い選手、良いチームを目指したいと思います。
大分トリニータ
監督
ピッチコンディションを含め、非常に難しい90分だった。特にこの状況ではわれわれよりも秋田さんのストロングのほうがどうしても出てしまうようなコンディションだったし、前半からかなり劣勢に立たされているシーンが多く、本当に難しいゲームだった。 ただ、選手交代だったり、ハーフタイムを挟んで選手たちが微調整してくれたりしながら、徐々に自分たちにもチャンスが回ってくるようになり、決定機も作れて、本当に惜しいところまで持っていけたのは、選手たちが工夫しながら90分間取り組んだ成果だと思う。 こういう難しいゲームで勝点1を拾えたことはポジティブに捉えたいし、西川(幸之介)のファインセーブもあって5試合ぶりにクリーンシートで終えたこと。そういった意味ではセットプレーが多くあった中でも失点せずに勝点1を取れたことを前進できていると捉えて、次のゲームにつなげていきたい。 --前半の途中から藤本 一輝選手をトップに上げてシステムを変えた。茂 平選手を左サイドハーフに持っていった点も含めて意図を。こういうピッチ状況でなければサムエルを頂点に、左に藤本、右に茂と3トップ気味にするつもりだった。秋田さんは同サイドをコンパクトに守備も攻撃もしてくるので、奪ってトランジションする瞬間に3トップがワイドに開いたところへボールを持っていきたいという狙いで準備していた。だが、縦に進むしかできないようなピッチ状況だったので、3トップが開いている意味がまったくない。それでサムエルを起点に藤本が裏に走るという形の2トップにした。茂を左に持っていったのは、特に相手の攻撃のストロングは右サイド、つまりわれわれの左サイドなので、守備のところも含めたバランスを整えようという意図で配置転換した。
ブラウブリッツ秋田
FW 17
梶谷 政仁
勝ち切れた試合だったなと思います。 --チームプレーをしつつ、自分が決めるという意志を感じました。そうですね。FWが決めないと、前節もそうですけど勝てないので。自分たちが決めないといけないという部分で、それを意識してやりましたし、そのチャンスがあった中で決め切れなかったので、今日の試合は完全に自分のせいで引き分けたなというのは、強く責任を感じています。 --最近の試合では自身の裏抜けがとてもスムーズになり、チャンスを作っています。味方がよりシンプルになったのもそうですし、ワンタッチで裏に良いボールを蹴ってくれるので。ワンタッチだと、相手からするとやりづらいと思います。そこの自分の感覚というところでは、あとはライン調整しながら、自分がどこからスタートを切れば相手が追いつけず、自分が先に触れるかを理解できている部分が、そういうプレーにつながっているのかなと思います。 --相手DFに競り勝ってシュートまでいくシーンも多くありました。いつもだったら、自分が(ロングボールに)全部競りにいくシステムなんですけど、(畑)潤基くんが入ったり、ミカくん(三上 陽輔)が入ったりという場面で、自分が真ん中に残る選択肢をいま与えてもらっています。よりゴールに近いところで自分が競ってシュートまでいく部分ができているのは良いことなのかなと思いますし、その中でもっともっと強くなって、J2レベルだけじゃなくて、J1でも通用するようにもっともっと極めていきたいなと思います。
DF 22
髙田 椋汰
ここ数試合失点が多くて、久しぶりにクリーンシート。後ろのディフェンス陣は失点ゼロで抑えたことは非常に良かったんですけど、あれだけチャンスが多かった中で決め切れなかったのは、非常にもったいない試合だったかなと思います。 --相手が自身の裏のスペースを狙っているように見えましたが、そうした感じはしましたか?相手のサイドハーフと左SBが左利きで、たぶんそこがキーマンになるだろうなというのはチームの中で話していて、たぶん僕が(前に)出たらそのポケットにボールを蹴ってくる。今日はピッチコンディション的にも悪かったので、僕の背後というか、そこを狙ってくるのは分かっていたので、うまく対応できたかなと思います。 --攻撃参加について。ここ最近はより迫力が出ているように感じます。そうですね。でも、少し自信をなくしていたというか。アグレッシブに攻撃参加してクロスを上げてアシストしたり、球際でボールを奪ってそこから攻撃に絡むのが自分の持ち味ですが、(J2第12節・)岡山戦、(第13節・)仙台戦の頃にちょっと自信をなくしていた自分がいて。でも、いろいろコーチとかからも「お前はお前らしくやらないと良さが出ない」と言われて、それであらためて自分の持ち味を理解して、思い切りやろうと意識したら、おのずと良くなってはきています。そこは1つ手ごたえというか、でも数字がついてきていないというのは、まだまだ質が低いというところがあるので、中とのコミュニケーションだったり、疎通というのを日頃の練習からやっていきたいなと思います。