秋田は前節、アウェイで山形に1-2で敗れた。立ち上がりから球際の競り合いでボールを奪い、ショートカウンターを展開してチャンスを作る。しかし、決め切れず主導権を明け渡し、32分と39分に立て続けに失点。それでも後半に盛り返し、約1年3カ月ぶりの出場となった沖野 将基のFKを畑 潤基が頭で決めて1点差に迫る。結果的に反撃は1点止まりとなったが、最後まであきらめずにファイティングポーズを取り続ける秋田らしさを表現したことは、確実に今節につながるだろう。
対する大分は前節、長崎とのホーム戦を1-1で終えた。大分はサイドを起点とし、リズミカルなパスワークで厚みのある攻撃を展開。25分に数的優位に立つと、39分に藤本 一輝のシュートで先制する。だが、後半は守備を固めてカウンターを狙う長崎にチャンスを作られ、75分にセットプレーのこぼれ球を押し込まれ、追いつかれた。
数的優位を生かせなかった大分は直近3試合で2分1敗とし、首位・町田との勝点差は『9』となった。これ以上離されないためにも、秋田を下して上昇気流に乗りたい。
試合は大分がボールを握り、秋田が粘り強くプレッシャーを掛ける展開が想定される。大分県出身の阿部 海大は「地元のチームに負けられない」とした上で、「状況を判断して、チームを良い方向にコーチングしていきたい」と力を込める。
今季の秋田はどんな相手にも決定機を作ることができており、そこで決め切れるかが大きな課題だ。ホームサポーターの声援を受け、シュートをゴールにねじ込む力に変えなければならない。
[ 文:竹内 松裕 ]

